![西表島仲間川](https://escort-ishigaki.com/wp-content/uploads/2024/06/1098277_m-1.jpg)
【もう悩まない】初心者必見!石垣島から西表島への行き方・おすすめスポット・人気ツアーをご紹介!
目次
西表島ってどんな島?
西表島は、八重山諸島に属している離島で、沖縄県の中では本島の次に面積が大きい島です。亜熱帯気候が特徴で、島内にはマングローブ林や沢、河川などが発達しています。
また、西表島付近の海中にはサンゴ礁も発達しており、ダイビングやシュノーケリングで海中の素晴らしい光景を満喫するのが人気です。さらに、島内にはリゾートホテルもあり、南国のような雰囲気の島を優雅に楽しむこともできます。
西表島の魅力
西表島の魅力といえば、島の大部分を占める手つかずの自然です。島全体の約90%に亜熱帯特有の原生林が残されており、それらから育まれているマングローブ林が有名です。
また、西表島のマングローブ林には、15種類の国指定天然記念物も生息しているため、非常に貴重な生態系を形成している場所として重宝されています。
この豊かな自然を生かしたカヤックやカヌー、トレッキングなどのアクティビティが人気です。
西表島への行き方
ここからは、西表島への行き方をご紹介します。
本州から西表島への直行便は運行していないため、石垣島を経由して行くことになります。西表島への観光を計画している方は、ぜひ参考にしてみてください。
石垣島から西表島への行き方
西表島には空港が存在しないため、まず石垣島へ移動してから、フェリーで西表島に向かうことになります。石垣空港に到着したら石垣港離島ターミナルに向かい、西表島の上原港か大原港行きのフェリーに乗ります。石垣島から上原港までが約50分、大原港までが約40分です。
上原港と大原港の違い
西表島には上原港と大原港があり、それぞれに異なる特徴があります。
西表島の北部に位置している上原港は、近くにリゾートホテルやアクティビティのフィールドがあるため、ツアーなどの集合場所に指定されることが多いです。
また、南東部に位置している大原港は、マングローブ林や由布島などに近いため、のんびり観光や散策をしたい方におすすめの港です。
それぞれの特徴を把握し、スケジュールや目的に適した港へ向かうようにしましょう。
フェリーの運賃表
ここからは、石垣島から西表島までのフェリー運賃をご紹介します。
フェリーを運航している会社は、安栄観光と八重山観光フェリーの2社があります。運賃は2社とも同じですが、発着時刻が異なるため、スケジュールに合わせて利用会社は選びましょう。
石垣島から大原港の場合、大人が片道2,290円で往復4,420円、小学生以下のお子様は片道1,170円で往復2,260円になります。
石垣島から上原港へ訪れる場合には、大人が片道2,990円で往復5,770円、小学生以下のお子様は片道1,500円で往復2,900円の料金がかかります。往復で購入する場合、行きの出発時刻は指定する必要がありますが、帰りは指定する必要がありません。
西表島行きフェリーの注意点
ここからは、西表島行きのフェリーに乗船する際の注意点をご紹介します。特に西表島へ初めて行く方にとっては、不安な点も多々あるでしょう。これからご紹介するポイントを参考にして、事前準備を行ってみてください。
①航路間違いに注意
西表島には上原港と大原港が存在するため、フェリーの航路は間違えないように注意してください。
上記の通り、2つの港は場所が大きく離れているため、航路間違いは予定にも大きく影響してしまう可能性があります。チケットを購入する際には、十分に行先を確認しましょう。
②上原港航路が欠航の可能性がある
上原港行きの航路は、特に冬場になると強風の影響で、フェリーが欠航になってしまう可能性があります。
もし欠航になってしまった場合でも、大原港の航路を経由して行くことができるため、ご安心ください。フェリーに乗船する前日には、天候やフェリー会社HPをよく確認しておくようにしましょう。
③船酔いに注意
特に風が強い日には、フェリーが非常に揺れることもあります。乗り物酔いをしやすい人は、事前に酔い止めを飲んでおくことをおすすめします。フェリーには約40〜50分ほど乗船するため、備えは十分に整えておくに越したことはありません。
【裏技】フェリーチケットを
事前購入する方法
西表島行きのフェリーチケットは、事前に購入することが可能です。安栄観光と八重山観光フェリーの両方とも、WEB上からチケットレスの乗船券を購入できます。
それぞれのWEBサイトにアクセスし購入すると、Eチケットをスマホ上に表示できるようになります。それをフェリー乗り場で表示するだけで良いため、非常にスムーズな乗船が可能となるでしょう。
フェリーチケットを
事前購入するメリット
ここからは、フェリーチケットを事前に購入するメリットをいくつかご紹介します。
既に西表島へ行く予定がある方は、フェリーチケットの事前購入がおすすめです。非常に簡単に購入できるので、ぜひ事前購入を検討しましょう。
①購入列に並ぶ必要なし
フェリーチケットを事前に購入しておけば、チケットカウンターの購入列に並ぶ必要がありません。GWから夏にかけての繁忙期には、チケットカウンターも非常に混雑します。
チケットを現地で購入する場合、出発時間の30分程度前には乗り場に到着している必要があるため、事前に購入しておくことで、ロスタイムを減らせるでしょう。
②チケット紛失のリスクなし
事前購入では、チケットはEチケットで発行されます。
当日はスマホに表示したEチケットを乗り場で提示するだけなので、紙チケットよりも紛失するリスクが少ないのです。特に往復でチケットを購入する場合、帰りのチケットは紙だと紛失しやすいため、Eチケットは非常に便利です。
③当日窓口での支払いなし
事前購入では、購入を確定する際に決済も同時に行います。そのため、当日に現地で支払いを行う必要がありません。
ただし、WEB上での購入には現金は使用できないため、もし現金支払いにしたい場合は、現地のチケットカウンターで購入しましょう。
西表島での移動手段
ここからは、西表島内での移動手段についてご紹介します。
西表島に電車は無いため、車やバスなどが主な移動手段になります。西表島は比較的大きな島なので、自転車や徒歩での移動はおすすめできません。
レンタカー
まず、観光客によく利用されているのがレンタカーです。島内には坂道が多く、観光地も点在しているので、車での移動が最も効率的なのです。
大原港と上原港のどちらかでレンタカーを借り、もう片方の港で返却することもできるため、便利に利用できるでしょう。レンタカーがあれば、1日で西表島内の観光地を回りきることも不可能ではありません。
路線バス
西表島では、路線バスが運行されています。日本最南端の路線バスとしても有名で、白浜〜豊原間を1日4往復しています。乗車券には1日・3日フリーパスもあり、期間内であればどのバス停から乗っても降りても、問題ありません。
西表島のおすすめ観光スポット5選
ここからは、西表島のおすすめ観光スポットをいくつかご紹介します。
西表島内には多数の観光スポットがあり、どこに行こうか迷われている方は多いでしょう。予定を組む際の参考にしてみてください。
①ピナイサーラの滝
ピナイサーラの滝とは、沖縄県で最も大きな54mの高低差を誇る滝です。ピナイが髭、サーラが下がっているという意味です。
マングローブ林をカヌーで進み、ジャングルをトレッキングした先にあるため、個人で訪れるには難易度が高いですが、ツアーが多数開催されています。
滝の付近では、ライフジャケットを着用して泳ぐこともできます。
②星砂の浜
星砂の浜は西表島の北部に位置する、観光客に人気のビーチです。星砂とは有孔虫の殻のことで、星の形をしていることからこのように呼ばれています。
海は透明感があり、波も穏やかなので、シュノーケリングを楽しむ人も多いです。訪れる人が多いため、トイレ・シャワー・売店・レストランなども完備されています。
③仲間川
仲間川とは、西表島の中央部を流れ、仲間港にそそいでいる河川です。
水量はそれほど多くはありませんが、河川の付近にはマングローブ林が育まれていることから、多数の生物が生息しています。ツアーの中には、仲間川をカヌーで散策するアクティビティも開催されています。
④大見謝ロードパーク
大見謝ロードパークとは、マングローブ林の中を進むことができる遊歩道です。見渡す限りマングローブが広がっており、雄大な自然を身近に感じることができるでしょう。
併設されている駐車場の横には展望台もあり、東シナ海や鳩間島を眺めることができます。
⑤西表野生生物保護センター(IWCC)
西表野生生物保護センターとは、イリオモテヤマネコを始めとした、絶滅危惧種に指定されている野生生物の調査研究などを行うセンターです。
一般客向けの展示物も用意されている他、交通事故に遭ったイリオモテヤマネコの保護なども行っています。入館料は無料なので、気軽に訪れることができます。
西表島から行けるおすすめ離島3選
ここからは、西表島から行ける離島を3箇所ご紹介します。
沖縄といえば、さまざまな離島観光も醍醐味なので、ぜひ検討してみてください。非日常的な雰囲気が漂う島で、忘れられない思い出を作りましょう。
①由布島
由布島は八重山諸島に属する離島の一つで、石垣島からの直行便は存在しないため、西表島を経由して向かうことになります。西表島の与那良川から流出した砂などが波によって運ばれ、蓄積したことによって作られた島です。
西表島から由布島までは、水牛車に乗って海を渡ります。水牛車では、運転手が三線を弾きながら民謡を聞かせてくれることもあります。
②バラス島
バラス島とは、西表島と鳩間島の間に位置する無人島です。
サンゴ礁の欠片が蓄積して形成された島で、干潮時にのみ姿を現すことから、奇跡の島とも呼ばれています。真っ白なビーチが特徴的で、その幻想的な光景を写真に収めたい人が非常に多いスポットです。
バラス島への直行便は無いため、ツアーに参加するしか上陸方法がありません。
③パナリ島
パナリ島は、石垣島から南西に約23kmの位置にある有人島で、上地島と下地島の2島で形成されています。2島の間は約400m離れていますが、干潮時には徒歩で渡ることも可能です。
白い砂浜と綺麗な青い海が特徴的で、海の青色はパナリブルーとも呼ばれています。現在の住人は僅かですが、戦前には栄えていた歴史や人魚伝説などが伝えられています。
西表島のおすすめツアー5選
ここからは、西表島でおすすめのツアーを5つご紹介します。
西表島内では、その雄大な自然を生かしたツアーが多数開催されています。効率良く安全にアクティビティを体験するには、ツアーに参加するのが最適なので、ぜひ検討してみてください。
①SUP
SUPとは、Stand Up Paddleboardの略称で、サーフボードの上に乗ってパドルで漕ぎながら進むアクティビティです。サーフボードは大きめで安定感抜群なものを使用するため、初心者でも比較的容易に始めることができます。
西表島では、海や河などで行われており、特にマングローブ林の中を進むツアーは人気があります。
②カヌー
カヌーは、1〜2人乗りの小型ボートに乗り、パドルで漕ぎながら進むアクティビティです。SUPと同様に安定感があるため、少しの練習である程度思い通りに動かすことができます。
また、カヌーもマングローブ林でのツアーが非常に人気です。
③トレッキング
トレッキングとは、長距離にわたって山歩きを楽しむアクティビティのことで、特殊な練習を必要としない散策を指すことが多いです。
西表島では、ピナイサーラの滝に向かう道中でのトレッキングが行われています。歩きながら、亜熱帯気候ならではの動植物を観察できる点が非常に人気です。
④キャニオニング
キャニオニングとは、渓谷で遊ぶアウトドアスポーツの一種で、沢下りをしたり滝つぼに飛び降りたりして楽しみます。西表島では、ピナイサーラの滝付近で行われるツアーが多く、滝つぼへダイブしている光景がよく見られるでしょう。
ツアー中には、ヘルメットやライフジャケットなどの安全具を必ず着用するため、安全に楽しむことが可能です。
⑤ナイトツアー
西表島ではナイトツアーも人気で、マングローブ林でよくツアーが開催されています。島には夜行性生物が多数生息しており、日中では見ることができない光景が広がっています。
また、西表島は綺麗な星空を観測できる地としても有名で、SUPやカヌーに乗りながら星空観測をすることも可能です。
西表島のおすすめホテル3選
ここからは、西表島のおすすめホテルを3つご紹介します。
西表島は沖縄県内では比較的大きな島なので、宿泊施設もいくつか存在します。南国の雰囲気が漂うリゾートホテルもあるため、ゆっくり疲れた身体を癒してください。
①星野リゾート 西表島ホテル
星野リゾート 西表島ホテルは西表島最大のリゾートホテルで、広々とした客室やさまざまなアクティビティ、奥深い味わいの料理などが人気です。館内にはスパやプール、ラウンジなども用意されており、ゆっくり寛ぐことができます。
また、イリオモテヤマネコの痕跡ツアーや、大自然の中で楽しむアクティビティも豊富に用意されています。
②ラ・ティーダ西表リゾート
ラ・ティーダ西表リゾートは、プライベートリゾート感のあるホテルです。客室にはコテージやテラス付きの部屋もあり、より南国気分を味わうことができるでしょう。
また、館内には日本最南端の天然温泉であるカンパネルラの湯も用意されており、露天風呂から南十字星を眺めることも可能です。食事は、地元食材を使用した琉球創作料理が提供されています。
③西表島ジャングルホテル パイヌマヤ
西表島ジャングルホテル パイヌマヤは、ジャングルの中に位置しているホテルです。周辺にはお店や住宅などは無く、西表島の大自然を近くに感じながら宿泊することができます。
どの客室からも、目の前のジャングルを眺めることが可能です。ホテル内のレストラン「サミン」では、地元食材を使用した郷土料理が提供されています。
西表島観光の注意点
ここからは、西表島を観光する際の注意点をいくつかご紹介します。
本土や本州と違い、事前に知っておくと良いポイントがいくつかあります。ぜひ訪れる前に参考にしてみてください。
①見所満載!
余裕があれば宿泊するのがベター
西表島は、沖縄本土の次に大きな島なので、観光スポットを車で訪れるだけでも丸一日かかります。
そのため、観光とアクティビティを両方楽しみたい方は、西表島で1泊するのがおすすめです。島内にはリゾートホテルもあるため、宿泊に困ることはないでしょう。
②島内にコンビニやスーパーはない
西表島内に、コンビニや一般的なスーパーはありません。個人商店が数軒ありますが、購入できるものは限られてしまいます。そのため、西表島に行く前に調達しておくのがおすすめです。
また、自動販売機がある場所も限られているため、見つけた際には後回しにせず購入しておきましょう。
③西表島のATMはゆうちょのみ
西表島に存在するATMは、ゆうちょのみです。コンビニや銀行が無いため、現金を引き出すことができるのは郵便局だけである点には、注意しておきましょう。
また、西表島内の店舗では、現金支払いのみ対応していることが多いので、事前に現金を準備しておくか郵便局を利用するようにしてください。
④西表島にはゴミ箱がない
西表島内の道端には、ゴミ箱が全くありません。ビーチにも港にも無いため、自分で出したゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。ゴミ捨て用の袋を持参しておくと便利です。
⑤診療所はあるが24時間体制ではない
西表島内に診療所は2箇所ありますが、24時間体制ではありません。どちらの医療機関も夕方には終わってしまうため、夜に怪我や病気になった場合には、ドクターヘリか船で石垣島に搬送されます。
診療時間内であれば診療所に直接連絡をし、診療時間外の場合は119に連絡しましょう。
まとめ
今回は、西表島についてご紹介しました。
西表島は、石垣島から向かうことができる離島であり、マングローブ林や海などの自然が豊富な場所です。また、観光スポットもアクティビティツアーも多く、観光客に人気の島です。
ぜひ事前に予定をしっかり組み、余すところなく西表島を楽しんでみてください。