台風、石垣島台風

石垣島旅行する前に必読!台風シーズンの注意点や準備を知っておこう

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石垣島の台風の特徴

石垣島旅行する前に必読!台風シーズンの注意点や準備を知っておこう

国内において非常に人気の高い観光地の一つに数えられる石垣島は、沖縄本島よりもさらに数百km南西の海域、八重山諸島に位置している離島です。

本州よりも遥か南海という立地上、石垣島は亜熱帯気候に属しており、本州とは比較にならないほど温暖な気候に包まれています。平均気温は年間を通して20℃を下回らず、冬場でも日中は半袖で過ごすことができるほど常夏の環境となっています。

寒さに悩まされることがなく非常に過ごしやすい土地ですが、南方の海で発生した台風が数多く石垣島を通過してしまうことが難点といえるでしょう。石垣島は、主に7月から10月にかけて台風が多発しやすいシーズンに入るため、夏休みなどの観光ハイシーズンには台風に注意しなければなりません。

今回は、特に夏場に石垣島への旅行を計画されている方へ向けて、石垣島の台風について、さまざまな情報をご紹介いたします。

 

月別で見る石垣島の台風数

石垣島旅行する前に必読!台風シーズンの注意点や準備を知っておこう

石垣島を通過する台風の数について、月別の数値を気象庁から発表されている観測データを参照しつつ、詳しく見てみましょう。

まず月別の台風数の累計を見てみると、1月から3月については1951年から2023年にかけて、台風が通過したことは一度もありません。4月についても70年以上の観測期間で散発的に3個の台風が観測されたのみであるため、基本的には台風の心配はないといえるでしょう。5月は累計で16個の台風が観測されていますが、これはいずれも稀なパターンです。6月に入ると累計で31個の台風が記録され、決して数は多くありませんが、特に6月の末頃からは天気予報をチェックしておくことがおすすめとなります。

台風シーズンである7月には62個、8月には90個、9月には73個の台風が観測されていて、10月までは26個とそれなりの台風リスクが残るため、注意が必要でしょう。11月を迎えると12個、12月は1個と、ほぼ台風を気に留める必要はなくなります。

この数字だけだとピンと来ないかもしれませんが、おおまかなイメージとしては7月~10月にかけて、平均して月に1、2個の台風が必ず接近すると考えておくと良いでしょう。

 

台風の威力・強さ

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石垣島の台風の恐ろしい点は、その頻度だけでなく威力・強さも挙げられます。というのも、台風というものは水上からの気化熱をエネルギー源として発達するものであり、海面温度が高い南海で発生してその勢力を強めます。北上するにつれて海面温度が下がっていくことで気化熱が少なくなり、エネルギーが供給されなくなることと、上陸することで地面との摩擦が生じて勢力を弱めていくのです。

その点、石垣島はまだ海面温度の高い南海に位置しており、陸上にも上陸していない台風が直接襲来するケースが多いことから、高い威力を保った台風が直撃してしまいます。過去の記録では最大風速が秒速71mに達する台風が観測されたこともあり、この風速は信号機や電柱が倒されて、人が外を歩けば吹き飛んでしまうほどのものなのです。

気象庁の定義では秒速54m以上が最も強い台風の目安として位置づけられていることを踏まえると、この風速の恐ろしさをイメージしやすいのではないでしょうか。

台風はどの地方においても恐ろしい災害ですが、石垣島では特に台風に対する心構えが重要だといえるでしょう。

 

石垣島旅行で台風に遭遇したときの注意点

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台風が来ている時には石垣島を訪れないことが大切ですが、天候のことを完全に予測することはできないため、滞在中に台風と遭遇してしまうこともあるかもしれません。

自宅にいる時は安全対策を行い、台風をやりすごすこともできますが、土地勘のない場所で台風に直面してしまうと心細い思いをしてしまうでしょう。そのため、万が一に備えて、仮に石垣島旅行中に台風に遭遇してしまったときの対策や心構え、注意点などをまとめましたので、しっかりとチェックしておきましょう。

 

危ないので外には出ない

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石垣島で台風に直面したとき、まず最優先に意識しておきたいのが建物の外に出ないということです。ホテルや民宿などの滞在先に留まり、決して興味本位で屋外に出ないことを徹底しましょう。

台風で被害を受けてしまうありがちな例として挙げられるのが、まだ雨を伴わずに強風だけが吹いているときに外の様子を見に出て、飛来物で怪我をしてしまうというものです。

石垣島はエリアによっては高い建物が少なく風を遮るものがないため、台風の時期以外でも強風が吹きがちで、台風時にはその風がひときわ強まります。強い風に煽られて転倒し、怪我をしてしまうというケースも見られるため、決して屋外に出ないようにしてください。

 

波が高くて危険!海に近づかない

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島の四方を広大な海に囲まれた石垣島は、その海の美しさが観光における見どころの一つとなっています。

そんな石垣島に台風が襲来し、彼方まで広がる海が荒れている光景をせっかくだから一目見てみようと思われる方もいらっしゃるかもしれません。特にサーフィンなどの波に左右されるマリンスポーツで遊ぶ方は、波の高さが気になることもあるでしょう。

しかし、強力な台風における波の強さ、高さは想像を絶するものであり、仮に波に飲まれてしまえば、ひとたまりもありません。仮に海に飲まれてしまえば、台風の中では救助を求めることも難しく、まず助からないと思っておくべきでしょう。

海に入ることはもちろん、浜辺や海沿いの道に近付くことにも大きな危険が伴いますので、台風が来ている石垣島では決して海に近付かないということを徹底して守りましょう。

 

レンタカーも保険が効かないので注意

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石垣島での旅行中には、メインの交通手段としてレンタカーを利用される方も多いでしょう。バスなどの公共交通機関と違って時間の制約がなく、荷物を載せて移動できることから、基本的にレンタカーは石垣島観光の要となる存在です。

しかし、ここで注意しておきたいのが、ただ借りただけのレンタカーだと破損、故障などの保証を受けられず、自費で修理しなければならなくなるという点です。

仮にレンタカーを借りている最中に台風と遭遇してしまい、その影響でレンタカーに問題が生じると、多額の費用を負担しなければならないリスクが出てきてしまいます。そのため、基本的にレンタカーを借りる場合はレンタルと併せてオプションの車両保険に入っておくように心がけましょう。もしくは早めにレンタカーを返却したり、返却が難しい場合は飛来物などのリスクが少ない場所に停めておきましょう。

また、石垣島を含む沖縄県は台風が数多く発生する土地であることから、台風が来た際の予約キャンセルには費用がかからないケースが多いのが特徴です。事前に予約していたレンタカーをまだ借りていない状態であれば、レンタカーショップにきちんと連絡を入れて、台風によるキャンセルの旨を伝えておきましょう。

 

【シーン別】石垣島旅行で
台風にあったときの対処法

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ここからは旅行中、実際に台風に直面してしまった際の対処法をシーン別にご紹介いたします。出発前、滞在中、帰る前とパターンを分けて挙げていきますので、ぜひ事前にそれぞれの対処を頭に入れておきましょう。

特に石垣島に長期での滞在を予定している場合には台風との遭遇を避けられないこともあるため、ぜひこの情報を役立てていただければ幸いです。

 

石垣島に出発する前に台風に遭遇した場合

石垣島旅行する前に必読!台風シーズンの注意点や準備を知っておこう

まずはじめにチェックしておきたいのが、石垣島に出発する前に台風を知ったパターンです。

沖縄県外から石垣島にアクセスする際には、直行便と沖縄本島経由の2ルートがあります。石垣島の空港には東京・大阪・名古屋・福岡の4ヵ所の空港から直行便が出ており、直接アクセスすることが可能になっています。

また、それ以外の空港からは沖縄本島の那覇空港へ飛び、そこから石垣島行きの便に乗り換えることになるでしょう。いずれのルートについても、台風の接近が発覚し、飛行機が欠航となった場合、航空会社でキャンセル料を取られることはなく、全額返金を受けることが可能です。

ここで知っておきたいのが、台風が来ているが欠航になっていないケースにおける手続きです。

そのまま石垣島に行く場合は問題ありませんが、台風のフライトは危険なのでキャンセルしたいという場合には、ANAやJALを利用していれば1000円以内の手数料でキャンセル・返金が可能です。ただし、LCCの場合はこのケースにおける返金を受けることができないため、チケットを取る際には留意しておきましょう。

また、飛行機が欠航したかそうでないかに関わらず、石垣島では台風が来ている場合、ホテル・レンタカーのどちらも無料でキャンセルが可能です。迷惑がかかってしまわないよう、電話でのキャンセル連絡やオンラインでの手続きなどは忘れずに行うようにしましょう。

 

石垣島の旅行中に台風に遭遇した場合

石垣島旅行する前に必読!台風シーズンの注意点や準備を知っておこう

石垣島の滞在中に台風と遭遇してしまった場合は、ここまでの項目でご紹介させていただいた対策を徹底することが重要になります。レンタカーを借りている場合は安全を確保し、海には決して近寄らず、安全な宿泊施設の中に留まっておきましょう。

また、滞在している宿泊施設で食事サービスがある場合は問題ありませんが、食事の提供がない宿にいる場合は台風の影響が出始める前に食べ物を買っておくことも大切です。

被害が大きくなってしまう場合に備えて、できるだけスマートフォンなど通信機器の充電をしっかりしておくことも心がけましょう。万が一屋外に出ているタイミングで台風の影響が出始めてしまった場合には、できるだけ速やかに最寄りの避難所や、頑丈な建物の中に避難してください。

 

石垣島旅行からの帰りに台風に遭遇した場合

石垣島旅行する前に必読!台風シーズンの注意点や準備を知っておこう

石垣島からの復路に就く際に台風と遭遇してしまった場合も、飛行機に関する対処は往路と同様です。航空会社に連絡して日程を変更し、台風の影響がない便を確保しておくことを心がけましょう。

また、台風と遭遇してしまった際には、必然的に帰りの日程が先に延びることになってしまえば、宿を改めて確保しなければならなくなります。

観光ハイシーズンに台風で帰りの飛行機が欠航したケースでは宿の争奪戦となってしまう場合があるため、天気予報をチェックしつつ、早期に宿を確保しておくことが大切です。

 

まとめ

石垣島旅行する前に必読!台風シーズンの注意点や準備を知っておこう

今回は、石垣島観光と切っても切れない天候トラブル、台風についてご紹介させていただきました。

石垣島の台風はとにかく強い勢力のまま上陸しがちなため、十分に警戒して備えておく必要があります。決して侮ることなく、安全を最優先に考えながら立ち回ることが大切です。

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エスコート石垣編集部

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