石垣島の年間の天気・気候・服装を分かりやすくご紹介！

石垣島の天気・気候・服装を紹介！

沖縄県の中でも人気のある観光地として多くの人々から愛されているのが、八重山諸島の中核を担っている石垣島です。石垣島は、沖縄本島、西表島に次ぐ県内で三番目の広さを有する島であり、その広さゆえに多くの観光資源が点在しています。

温暖な沖縄県特有の大自然や、琉球時代からの歴史を汲んだ多くの史跡に加えて、ショッピングなどを楽しめる市街地も発展しているのが石垣島の魅力といえるでしょう。

また、沖縄県の数ある観光島の中でも、南国リゾート的な滞在ができる点に定評があり、楽しみ方の幅が広いことも石垣島の特徴です。もちろん、沖縄ならではの青い海に四方を囲まれていることから、マリンレジャーなどを堪能することができます。

そんな石垣島への旅行を計画されている方は、石垣島の天気・気候・服装が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか？

今回は石垣島の滞在環境について時期別に詳しくご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。

 

石垣島の1月～2月天気・気温

まずは、真冬にあたる1月～2月について、石垣島の天気と気温を見ていきましょう。

石垣島の1月前半は雨が多くなりがちな傾向にあるため、南国のような気候を想像して訪れると意外な肌寒さを感じることがあるかもしれません。

1月後半〜2月になると、年間を通して最も雨量の少ない時期が訪れます。石垣島は亜熱帯気候に属することから、時期によっては大雨に見舞われることも多い土地です。しかし、この時期であれば、比較的安定した天候の中で滞在を楽しむことができるでしょう。

また、石垣島は冬の時期でも比較的温暖な気温が保たれているため、それほど寒さを感じることなく滞在を楽しむことができるはずです。

 

石垣島1月〜2月の平均気温・水温

続いて、1月～2月の石垣島における平均気温と水温をご紹介させていただきます。

本州における気温の例として東京を上げると、1月～2月は概ね最高気温が10℃、最低気温が2℃前後で推移しています。比べて、石垣島ではこの時期であっても最高気温が21℃、最低気温でも16℃ほどであり、春先のような温暖な気候が保たれているのが特徴です。

ただし、石垣島はその立地上、風が強くなりやすいという環境下にあるため、数字よりは若干の寒さを感じやすい点に注意が必要です。また、水温についても22℃前後と安定した温かさが保たれていますが、海開きシーズンではないことを頭に入れておきましょう。

 

石垣島1月〜2月の服装

1月～2月といえば、一年の中でも最も気温が低くなる時期であり、沖縄以外の都道府県では基本的にダウンなどのヘビーアウターを着用して過ごすことが多いでしょう。

しかし、石垣島では基本的にヘビーアウターが必要になる季節はありません。晴れている日であれば半袖で過ごすこともできるため、初夏程度の動きやすい服装を想定しておけば問題ないでしょう。

ただし、強風が吹くこともあるため、ウィンドブレーカーやカーディガンなど、風よけになる薄手の上着などは持参しておくことをおすすめします。

 

石垣島1月〜2月のアクティビティ

石垣島をはじめとする沖縄県に訪れる際には、マリンアクティビティに参加したいと思われている方が多いかもしれません。

しかし、1〜2月については、マリンアクティビティに適した時期とはいえません。この時期の石垣島は気温がそれなりに温暖なものの、北風が吹きやすく肌寒さを感じることもあるため、マリンアクティビティの開催は少なめになっています。

そこでおすすめしたい選択肢として挙げられるのが、程よく温暖で暑さを感じずに済む冬の石垣島ならではのアウトドア系アクティビティです。

例えば、石垣島を起点とした八重山の諸島めぐりは、島ごとに異なるロケーションや文化、風土を感じることができ、独自のムードを思う存分満喫することができるでしょう。

また、山岳エリアを歩き回るトレッキングのようなアクティビティも、この時期であれば熱中症のリスクをあまり心配せずに楽しむことができるため、非常におすすめです。

 

石垣島の3月～4月天気・気温

冬が開ける3月～4月の石垣島は、ほどよく温暖かつ天候にも恵まれやすい絶好の観光シーズンといえます。

年間を通して見ると比較的降水量の少ない時期であり、台風のリスクも心配せずに済む時期であるため、雨具などを持ち歩く必要もありません。体感温度のイメージとしては晩春から初夏程度で、よく晴れた日には汗ばむ場面も出てくるでしょう。

また、この時期の石垣島の魅力として、石垣島には杉が生えておらず、花粉の心配がないという点が挙げられます。

そのため、花粉症に悩まされている方にとっては症状を気にすることなく過ごせるという点などが、春の石垣島に訪れるきっかけの1つになるのではないでしょうか。

 

石垣島3月〜4月の平均気温・水温

石垣島の3月～4月の平均気温は、最高気温が24℃〜25℃前後、最低気温が19℃前後となっています。東京では3月の初旬ごろには雪が降ることもあるのと比べると、石垣島の温暖な気候を思い浮べていただきやすいのではないでしょうか。

4月も後半になるとセミが鳴き始めて30℃を越える日も出てくるため、夏と同じような身支度をして出かけるぐらいが丁度良いでしょう。平均水温については、おおよそ22℃〜25℃程度で推移していき、まだ若干水の冷たさを感じる時期ではあります。

しかし、3月中旬には海開きを迎えるため、海水浴などのマリンレジャーをしっかりと楽しめる季節といえるでしょう。

 

石垣島3月〜4月の服装

3月上旬に石垣島を訪れる際は、先ほどご紹介させていただいた1月～2月の服装と同じようなイメージで考えていただければ問題ありません。

3月の中旬以降になるとすっかり温暖な気候に落ちついてくるため、長袖のシャツ1枚など、軽装な格好で快適に過ごすことができるでしょう。

また、4月の中旬を越えると本州の夏くらいの気温になってくるため、暑がりな人は半袖で過ごすことも可能です。この時期を過ぎるとさらに暑さが増してくるため、4月が石垣島のベストシーズンだと口にする人も少なくありません。

ただし、石垣島は紫外線が強く肌に負担がかかりやすい場所であるため、リネン素材などのさらっとした長袖を着て肌を隠すようにした方が、涼しさを感じるでしょう。

 

石垣島3月〜4月のアクティビティ

先述の通り、石垣島では3月に海開きが行われるため、この時期から海水浴を中心としたマリンアクティビティを思う存分楽しむことができます。

ゴールデンウィークに突入する月末を除けば観光客の数も少なめになる時期で、混み合いがちなレジャースポットにも足を運びやすい時期になります。アクティビティツアーなどもそれほど混雑しないため、選択肢が増えるといえるでしょう。

そのため、各種アクティビティの中でもとりわけ人気が高く、繁忙期には予約が埋まってしまいやすい人気のシュノーケリングやダイビングにもスムーズに参加することができるでしょう。

まだ若干水が冷たい点が気になるという方でも、ウェットスーツを着用すれば寒さを感じず海を楽しむことができるため、ぜひ参加を検討してみてください。

 

石垣島の5月～6月天気・気温

石垣島の5月～6月は真夏の手前といった具合の時期で、まだ暑くなりきっておらず、快適に過ごしやすい気温といえます。

しかし、難点となるのが空模様で、石垣島では5月下旬〜6月中旬ごろにかけて梅雨に突入してしまいます。日本で最も早く梅雨が訪れるエリアであることから、本州の感覚で梅雨を避けたつもりでもこの時期に石垣島を訪れてしまうと思わぬ雨の多さに困ってしまうかもしれません。

ただし、石垣島の梅雨は他県とは違い、ジメジメと多湿な環境で延々と雨が続くといったものではありません。亜熱帯地方のスコールのように短時間で大量の雨が降るようなケースが多いため、晴れ間の中で活動できる時間帯も確保できるでしょう。

梅雨が明けてからは降水量が減るため、観光に非常に適した時期になります。

 

石垣島5月〜6月の平均気温・水温

5月～6月における石垣島の気温は最高気温が28℃〜30℃、最低気温でも25℃〜28℃ほどの間で推移します。日によっては30℃を上回ってくることもあるので、とても温暖な気候ということがわかります。

ただし、梅雨の関係で日照時間が短めになり、梅雨明け以降と比べると直射日光の暑さは和らぐ日も多いです。

また、水温については平均が27℃ほどであるため、この時期からは海に入っても寒さを感じることがなくなり、海遊びを楽しみやすい時期といえるでしょう。

 

石垣島5月〜6月の服装

石垣島の5月～6月は4月の中旬以降と同じイメージで問題ありませんが、注意すべきなのが降雨対策です。石垣島の梅雨はスコールのように予期せぬ大雨が降るケースが多いため、荷物に余裕があれば折り畳み傘や持ち運べるレインコートなど、雨除けを持参しておくのがおすすめです。

また、この時期に長時間屋外に留まるような予定を立てられている場合には、濡れてしまっても大丈夫な服を着用するようにしましょう。

例えば、速乾性のあるポリエステル性の服やゴアテックス素材の靴、濡れても問題のないサンダルなど、雨濡れに意識を向けておくことで、より快適に楽しめるはずです。

 

石垣島5月〜6月のアクティビティ

石垣島の5月〜6月は、選択肢を狭めることなくさまざまな遊び方を楽しむことができますが、アクティビティに参加する際は雨への配慮が必要です。

屋外で開催されるアクティビティの中には雨天時に中止されるものも多く、天気予報をチェックしていても、予報外れの雨に予定を狂わされてしまうケースも少なくありません。

そこで重要になるのが、雨天時に参加できるアクティビティを事前にチェックしておくということです。はじめからそのアクティビティを中心にプランを立てておくことで、雨で予定が流れてしまった際の代替案として役立ってくれるでしょう。

おすすめなアクティビティ例として挙げられるのが、石垣島の伝統工芸であるシーサーや紅型などの絵付け体験です。このような体験は老若男女を問わないことに加えて、天候にも左右されずにゆったりと石垣島の文化に触れることができるため、選択肢の1つとしておすすめします。

また、島のスパイスを使ったラー油づくりや老舗かまぼこ店でのかまぼこづくり体験など、食文化と絡めた体験も大変おすすめです。

 

石垣島の7月～8月天気・気温

石垣島の7月～8月は、いよいよ梅雨も明けて真夏に突入していく時期です。

夏休み期間に入ることから観光客が最も殺到する季節であり、島内の各所が大勢の人々で賑わいます。南国さながらの暑さが島を包み、常夏のムードを存分に満喫することができるでしょう。

しかし、7月からの石垣島は台風シーズンに突入するということに注意が必要です。特に8月は台風の影響もあり、年間を通しても最も降水量が多くなりやすい月となっています。

もちろん、南国らしい快晴に恵まれる日も多いですが、その立地上、台風が通過する数も多いため、旅行前から入念に天気予報をチェックしておくことが望ましいでしょう。

 

石垣島7月〜8月の平均気温・水温

石垣島の7月〜8月は、年間を通して最も平均気温が高くなる時期です。7月、8月ともに平均最高気温は31℃前後、平均最低気温でも29℃前後となっており、常に温暖な気候の中で過ごすことができるでしょう。

台風が多い時期ではありますが、日照時間が年間の中でも特に長い時期でもあるので、風の影響を考慮しても寒さを感じる場面はまずないはずです。

水温については6月の後半よりもさらに上がり、28℃程度が平均となっているため、海水浴やマリンアクティビティを行う際も、寒さを感じることは基本的にありません。

 

石垣島7月〜8月の服装

石垣島の7月〜8月には、できるだけ薄手かつ軽装で過ごすのが良いでしょう。

日中はもちろん、夜間に出歩こうとしている場合でも、それほど寒さを意識する必要がないため、寒がりな方でも薄手のカーディガンなどを持参していれば問題ありません。

それよりも、この時期における石垣島では強力な紫外線に対して備えておくことが重要です。無防備に肌を晒していると、他の地域で過ごす夏よりも深刻な日焼けに悩まされてしまうことになります。

気温は高いものの湿度は低く、爽やかな風が吹く時間も多いため、必ずしも半袖にこだわるのではなく、軽い質感の長袖で肌を隠しておく方が涼しく感じることもあるでしょう。もし暑い中で長袖を着用することに抵抗がある方は、日焼け止めをしっかりと塗ることも大切です。

また、強い日差しに晒されて頭が熱くなると、想像よりも早く疲れが溜まってしまうことがあるため、帽子を持参しておくのもおすすめです。加えて、海や砂浜の照り返しによって目が日焼けしてしまうこともあるため、サングラスを着用して過ごすのも良いでしょう。

 

石垣島7月〜8月のアクティビティ

夏真っ盛りの7月～8月には、ぜひ石垣島のアクティビティにおける花形である各種マリンアクティビティに参加してみてください。

最も人気の高いアクティビティとしてシュノーケリングが挙げられますが、シュノーケリングではさまざまなビーチで海中遊泳を楽しむことができます。

シュノーケルとフィンを装着して海に潜れば、石垣島の非常に美しい海中景観をクリアに見通すことができ、最高のロケーションを味わうことができるでしょう。石垣島の近海にはサンゴが群生していることから海水の透明度が高く、まるで自分が海の一員になったかのような気分を味わえること間違いなしです。

また、さらなる没入感を体験してみたい方には、酸素タンクやレギュレーターなどの専門的な道具を着用して、より深くまで潜っていくダイビングへの参加がおすすめです。

本来ダイビングを楽しむためには資格を取得しなければなりませんが、各種マリンアクティビティが盛んな石垣島では体験ダイビングという形でアクティビティを楽しめます。

インストラクターが帯同してくれるダイビングは安全性も高く、安心して石垣島の大自然を満喫できるでしょう。

 

石垣島の9月～10月天気・気温

沖縄以外における9月～10月は晩夏から初秋に季節が移り始める時期ですが、石垣島では10月の末まで夏の気温が保たれます。ただし、7月や8月に比べると、日照時間は短くなりがちです。

相変わらず台風シーズンであることに変わりはなく、10月の中頃までは突発的な台風に悩まされることもあるでしょう。

そのため、この時期までは入念に長期予報を含めた天気予報を細かくチェックし、台風を考慮した上で旅行計画を立てておくことをおすすめします。

 

石垣島9月〜10月の平均気温・水温

9月の平均最高気温は31℃未満、平均最低気温は28℃ほどとなっています。

また、10月の平均最高気温は29℃を下回り、平均最低気温は26℃程度になるため、真夏の暑さは落ち着きを見せてくるでしょう。ただし、気温の低下は石垣島基準での話であり、本州と比べると十分すぎるほどに温暖な時期が続きます。

水温については7月〜8月と比べても大きな変動はなく、温暖な環境下で海水浴やマリンアクティビティを楽しめるといえるでしょう。

 

石垣島9月〜10月の服装

9月～10月の服装については7月～8月のものと大きな変わりはなく、同じようなイメージで問題ありません。

雨や日焼けに関しても、先ほどご紹介させていただいたようなアイテムを持参していただくことで、備えられるでしょう。

ただし、10月の後半には少しずつ遅い時間帯の気温が下がり始めるため、夜間に活動することを想定している際は、ライトアウターや長袖類を持参することをおすすめします。

 

石垣島9月〜10月のアクティビティ

石垣島におけるアクティビティと聞くと日中のものを思い浮べる方が多いかもしれませんが、実は石垣島は夜間にも魅力的なナイトツアーなどが開催されています。

これ以降の時期は夜になると風の強さなどによって肌寒さを感じる場面も出てくるため、各種ナイトツアーに参加するのであれば、この時期がおすすめです。

例えば、石垣島には温暖な南国ならではの豊かな生態系が形成されており、島内の海辺やジャングルでは珍しい動植物とも出会うことができます。土地勘のない場所を夜に出歩くのには危険が伴いますが、ナイトツアーに参加すれば現地のことを熟知したガイドの方に案内してもらえるため、効率的かつ安心・安全に石垣島の夜を楽しめるでしょう。

また、石垣島は星空の美しさにも定評があり、星空を鑑賞するためのナイトツアーも開催されています。カップル、ファミリー、友達同士はもちろんおひとりでも楽しめるため、夜の石垣島散策はあらゆるシチュエーションにおすすめです。

 

石垣島の11月～12月天気・気温

年間を通して温暖な気候の石垣島ですが、11月～12月を迎えると真夏の気温ではなくなります。降水量は全体的に少なめであり、夏とは違って突然のスコールに悩まされるようなこともありません。

しかし、快晴の日も少なくなりがちで、曇り空の日が多くなります。常夏のロケーションを楽しむのには適さない時期ですが、それでも秋程度の気温に留まることから観光はしやすいといえるでしょう。

 

石垣島11月〜12月の平均気温・水温

石垣島の11月は平均最高気温がおよそ26℃、平均最低気温が21℃となっており、12月になると最高気温が23℃、最低気温が18℃ほどとなります。東京などの本州で考えると晩夏から秋口程度の気温であり、一般的な冬のイメージとは異なる体感といえるでしょう。

平均水温についても11月は25℃、12月になると23℃ほどまで落ちていきます。

時間帯や風の強さによっては肌寒さを感じる場面も出てくるため、真夏とは違うというイメージを持った上で訪れましょう。

 

石垣島11月〜12月の服装

石垣島の11月～12月の服装については、1月～2月の項目でご紹介させていただいた内容とそれほど変わりません。

ただし、半袖1枚のような格好で過ごそうとすると体調を崩してしまいかねないため、上着などを準備した上で訪れることをおすすめします。

 

石垣島11月〜12月のアクティビティ

石垣島は長い期間海水浴を楽しめる場所ですが、海水浴を行えるシーズンは10月末で終わりを迎えているため、この時期に海で泳ぐことはできません。

しかし、SUPやカヌー・カヤックといった海上で楽しむタイプのマリンアクティビティは数多く開催されており、冬場でも安心して楽しめるでしょう。水温も冷たいというほどではないため、これらのマリンアクティビティであれば石垣島の海をしっかりと堪能することができます。

海辺はもちろん、他にも川からマングローブ林に抜けるルートなど、さまざまなロケーションが用意されているため、ご興味がある方はぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

今回は石垣島への旅行を検討されている方に向けて、月別で天気・気候・服装の情報をご紹介させていただきました。

石垣島は基本的に年間を通して本土の冬のような気温まで落ちることがないため、夏場はもちろん、冬場の旅行先としても大変おすすめです。

石垣島に訪れる予定がある方は、この記事も参考にしていただき季節ごとの環境に応じた服装などで快適に過ごせるような事前準備をしておくと良いでしょう。

最後までご覧いただき誠にありがとうございました。