【穴場】石垣島から行ける離島”ハートアイランド”黒島の魅力や人気観光スポットをご紹介!
目次
黒島ってどんな島?
季節を問わず、多くの観光客が訪れる場所として、沖縄はよく知られた観光地です。沖縄は九州以北とは気候が異なり、南国の雰囲気を感じられます。また、文化も大きく異なっていることから、毎年のように多くの観光客でにぎわっています。
しかし、南国としての雰囲気は魅力的ではあるものの、「観光客が多すぎてじっくり観光できなさそう」と考えている方や、「南国の空気感をのんびりと過ごしたい」と考える方も少なくないでしょう。
そこで今回の記事では、そんな方々にぴったりな沖縄の穴場スポットである黒島についてご紹介します。
黒島は、沖縄県の八重山諸島にある小さな島です。現在は西表石垣国立公園に含まれており、島の周囲には国内最大級のサンゴ礁が広がっています。
そんな黒島の特徴やアクセス、おすすめの観光スポットなどについて見ていきましょう。
黒島の魅力
まずは、黒島の魅力についてご紹介します。
黒島はのんびりと南国気分を味わいたい方や、有名な観光地特有の人混みが苦手な方に特におすすめの場所です。もちろん、黒島はそれ以外の方々にもおすすめできる要素があるため、ぜひ一度訪れてみてください。
別名:ハートアイランド
黒島の魅力の1つは、島の形にあります。黒島は上空から見るとハートの形をしているため、ハートアイランドという別名があるのです。
この縁起の良い形から、訪れた人はその旅行がより良いものになるでしょう。
人より牛が多い島
黒島はあまり大きくない島であり、かつ人口が少ないという特徴があります。人口は300人未満でありながら、放牧されている牛の数は3,000頭に近いといわれているのです。
これには、黒島の土地の特徴が大きく関係しています。黒島は稲作ができない環境であるため、戦前から牧畜業が盛んでした。その名残で、現在でも島全体に広がる牧草地に人口をはるかに上回る数の牛たちがのんびりと暮らしています。
ウミガメに出会える島
黒島の魅力として、ウミガメに出会える確率が高いということも挙げられます。すでにご紹介したように黒島の周囲には大規模なサンゴ礁が広がっており、そこにはウミガメが泳いでくることもあります。
そこでシュノーケリングやダイビングを行えば、ウミガメたちに会えるかもしれません。
黒島への行き方
ここからは黒島へのアクセス方法についてご紹介します。
黒島には空港がないため、どうしても石垣島を経由して行く必要があります。そのため、まずは各地から飛行機などで石垣島を目指しましょう。
石垣島から黒島への行き方
石垣島に着いた後は石垣島の玄関港である石垣港離島ターミナルまで行きましょう。石垣空港から石垣港離島ターミナルまでは車で30〜40分ほどで到着できます。フェリーの数には限りがあるため、時間に余裕を持って行動するようにしましょう。
フェリーの運賃表
石垣島から黒島へ向かうフェリーは2つの会社が運航していますが、運賃はどちらも同じ金額設定になっています。
中学生以上の大人料金は片道1,340円から、往復は2,570円からです。小学生は小人料金で片道680円から、往復は1,300円からです。
【裏技】フェリーチケットを
事前購入する方法
ここまででご紹介したように、黒島への旅行ではどのようなルートを使ったとしても結局はフェリーを使うことになります。
しかし、航空機や電車を利用し慣れている人であっても、フェリーはなかなか利用する機会がないのではないでしょうか。そのため、チケット購入の際に手間取ってしまうということもあるでしょう。
そんな方々にはフェリーチケットの事前購入をおすすめします。
フェリーチケット事前購入は専用のサイトで予約の申し込みをし、支払いを済ませると得られるQRコードがチケット代わりになるという制度です。どの様なサイトで購入するかにもよりますが24時間前までのキャンセルは受け付けているところもあるため、旅程の変更にも十分対応できます。
フェリーチケットを事前購入するメリット
さらにここからはフェリーチケットを事前購入することのメリットについて詳しくご紹介します。スマホやパソコンからできる事前購入には手軽である、ということ以外にも多くのメリットが存在するのです。
①購入列に並ぶ必要なし
事前購入の最大の利点は、当日に購入するための列に並ぶ必要がないということです。
当日購入の列は繁忙期になると非常に長くなり、待ち時間が発生してしまいます。そのため、予定していた時間のフェリーに乗れなくなってしまうというケースも少なくありませんが、事前購入であればその心配はありません。
②チケット紛失のリスクなし
もう1つのメリットは、チケットを紛失する心配がないということです。紙のチケットであれば、必要な際に何処にしまったか分からなくなってしまうという危険性があります。
しかし、事前購入の場合はQRコードがチケットになるため、紛失の危険性がありません。
③当日窓口での支払いなし
最後にご紹介するメリットは、当日に窓口での支払いがないという点です。事前購入の場合にはスマホがあれば列に並ぶ必要も支払いの必要もないため、比較的スムーズにフェリーの旅を楽しむことができるでしょう。
黒島旅行の際にはぜひ、フェリーチケットの事前購入を検討しましょう。
黒島での移動手段
ここからは黒島での移動手段についてご紹介します。どのような旅をしたいかによって最適な移動手段は変わるため、より適した移動手段で黒島の旅を楽しんでください。
レンタカー
まず、ご紹介するのはレンタカーです。レンタカーがあれば数時間で黒島を巡ることができるでしょう。家族旅行や大人数での旅行の際には最も適した移動手段です。
しかし、注意しておく点もあります。
例えば、石垣島から車の持ち込みはできないという点です。そのため、レンタカーを利用する際には黒島で車を借りる必要があります。
旅行の日程が決まった際には、すぐに予約しましょう。
レンタバイク
バイクをレンタルするというのも、有効な手段です。特にバイクで走ることが好きな方にとって、自然豊かな黒島の風景は絶好のツーリングスポットといえるでしょう。
こちらもレンタカー同様、旅程が確定してから、なるべく早い段階で予約することがおすすめです。
レンタサイクル
黒島を訪れる観光客の多くが利用するのがレンタサイクルです。
黒島はさほど大きな島ではないため、ゆっくり走ったとしても5時間ほどで島を巡ることができるでしょう。のんびりとした島の時間を堪能しながらのサイクリングは、かけがえのない経験となります。
黒島のおすすめ観光スポット5選
ここからは黒島にあるおすすめの観光スポットをご紹介します。既に少しご紹介したように、黒島はさほど広くない島です。
ぜひ、レンタカーやレンタバイク、レンタサイクルなどを活用してこれらのスポットを巡ってみてください。
①振り向き牛の岩
黒島の保慶海岸には、振り向き牛の岩と呼ばれる牛の形をした岩があります。保慶海岸には、打ち寄せる波などの影響で大きな岩などの根元が削られてできたノッチと呼ばれる岩が数多くあります。
そして、振り向き牛の岩もその1つで、奇跡的に牛の姿となっているのです。保慶海岸を訪れた際には、多数のノッチと共に振り向き牛の岩も見てみてください。
②黒島研究所
黒島研究所は、1975年に創設された沖縄で最も歴史のある海洋生物の研究所として知られています。
展示室では黒島の生物や民具などの展示がされているため、黒島をより一層深く知ることができるでしょう。特にウミガメについて深く研究している施設であり、ウミガメについての知見を深めることもできます。
③仲本海岸
黒島の仲本海岸では南国特有のマリンブルーの海を見ることができます。波打ち際付近の浅い場所では海の透明度をより一層感じることができるでしょう。
シャワーなども充実しており、干潮時は大きな潮だまりができることもあるので、家族旅行でも安心して利用することができます。ただし、沖では離岸流が発生しているため、シュノーケリングなどを行う際には十分に注意することが重要です。
④黒島灯台
黒島の広大な牧草地を抜けた先に、黒島灯台があります。黒島最南端のこの場所は黒島の中でも特に景色の良いことで知られており、眼下にはグラデーションの美しい海を見ることができます。
さらに、この場所はハートの形をしている黒島の先端部分にあたるため、この灯台を訪れることで恋愛が成就するともいわれているのです。
⑤伊古桟橋
伊古桟橋は、黒島の北側にある全長350メートル以上になる非常に長い桟橋です。かつては漁業の船着き場として利用されていたこの橋は、2005年に国の登録有形文化財に指定されました。
現在では、観光客向けの絶景スポットとして知られています。非常に長い橋ですが、訪れた際にはぜひ先端まで歩いてみてください。
黒島のおすすめアクティビティ
ここからは、黒島で楽しむことのできるおすすめのアクティビティをご紹介します。
黒島は非常にのどかで、沖縄の自然を感じるのに非常に適した島です。ご紹介するアクティビティを通して南国気分をゆったりと感じてみましょう。
①シュノーケリング
まず、おすすめするのはシュノーケリングです。
南国の自然として第一に挙げられるのはマリンブルーの海でしょう。そして、その海の透明度や生態系をより身近に感じることができるアクティビティが、シュノーケリングです。
黒島付近の海では九州以北では見られないような熱帯魚をはじめとする生物が多く生息しています。ウミガメに会える可能性もあるため、黒島を訪れた際にはシュノーケリングにチャレンジしてみてください。
②島内散策
島内散策も黒島を楽しむ上では非常に有効な手段です。
すでにご紹介した通り、黒島にはおすすめの観光スポットが多くありますので、そこを目的地として島内を巡るのも楽しいでしょう。
一方で目的を定めず、自転車やバイクを走らせることもゆったりとした時間を過ごせるためおすすめです。黒島に広がる広大な牧草地や鮮やかな色の海を眺めながら自転車やバイクを走らせることは、最高のリフレッシュタイムとなるでしょう。
黒島観光の注意点
最後に、黒島観光をする際に注意しておくべきことについて解説します。
黒島観光には八重山諸島に属する島ならではの注意点と黒島独自の注意点があるため、それらをしっかりと理解した上で、快適な黒島旅行を実現しましょう。
①紫外線対策必須
黒島旅行の際の注意点として、特に重要なのは紫外線対策が必須であるという点です。黒島は南の島であるため、他の地域と比べて紫外線が強いという特徴があります。
特に肌の弱い方が十分な対策をしないまま紫外線を受けてしまうと、肌にダメージが蓄積することになります。黒島を訪れる際には必ず、紫外線対策を徹底しましょう。
②船酔いに注意
もう1つの注意点は、船酔いの対策を行うことです。前述の通り、黒島へ向かう際には必ずフェリーに乗る必要があります。
船酔いしやすい体質の方は、フェリー乗り場近くの売店で酔い止めを購入するなどの対策を行いましょう。
③島内にコンビニやスーパーはない
黒島旅行における最後の注意点は、島内にコンビニやスーパーといった施設がないということです。
日帰り旅行を予定している場合は、自動販売機を活用するなどしてさほど大きな問題なく過ごせますが、黒島に宿泊する場合には注意が必要です。
島の飲食店や商店が閉店してしまうと、翌朝になるまでは日中に購入したものだけで賄う必要があります。黒島に宿泊する際にはコンビニやスーパーがないことを確認した上で、必要なものがあれば日中に購入しておきましょう。
まとめ
今回は、比較的広くは知られていない穴場ともいえる観光地の黒島をご紹介しました。
有名な観光地に比べて人混みの心配がなく、マイペースにのんびりとした南国体験が実現できるこの島には、非常に多くの魅力があります。都会の喧騒を離れ、ゆったりとした休暇を満喫したいという方は、ぜひ黒島を訪れてみてください。
この記事が、素敵な沖縄旅行を実現するための参考になれば幸いです。