石垣島から約25分!小浜島の魅力や絶対に外せない観光スポットをご紹介!
目次
小浜島ってどんな島?
小浜島は沖縄県の八重山諸島のひとつで、石垣島と西表島のほぼ中間の位置にあり、通称「八重山のへそ」と呼ばれています。
島の周囲は約16.5kmと小さく、自転車ですぐに主要の観光スポットを巡ることができるほどの大きさです。周辺の海は石西礁湖(せきせいしょうこ)という、国内最大規模のサンゴ礁地帯が広がっているのが特徴です。
亜熱帯気候であるため、冬でも最高気温の平均は約22℃前後とかなり暖かく、20℃を下回ることはあまりありません。
今回は、そんな小浜島の魅力や観光スポットなど、様々な内容をご紹介させていただきます。南国への観光を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
小浜島の魅力
小浜島には沖縄ののどかな原風景が残っており、南国特有ののんびりとした雰囲気が漂っています。
エメラルドグリーンの海が島を囲むように広がっていて、透明度は抜群に高いです。そんな海でシュノーケリングやダイビングなどをすると、カラフルな熱帯魚や美しいサンゴ礁が出迎えてくれます。また、シーカヤックなどのマリンスポーツも楽しめます。
海以外にもおすすめの観光スポットは多くあるので、海以外の楽しみも見つけられるでしょう。
日帰りでも十分に楽しめますが、宿泊プランを選んで夜も滞在することで、木以外に遮るものがほとんどない満天の星空を見ることができます。島内のリゾートホテルを選べば、ロマンティック溢れる素敵な夜を過ごすこともできるでしょう。
小浜島への行き方
小浜島は沖縄本島から約400km離れていて、本島から直行で行くルートはありません。そして、小浜島には港はありますが空港はありません。
そんな小浜島への唯一のアクセス方法は、石垣島にある離島ターミナルから出ている小浜島行きのフェリーや高速船に乗ることです。まずは石垣島にある新石垣空港へ向かい、そこから離島ターミナルを目指す必要があります。
石垣島から小浜島への行き方
石垣島の離島ターミナルは、小浜島などの八重山諸島の各離島への玄関口です。そして、このターミナルから船に乗ることで、各離島へと行くことができるのです。石垣島から小浜島は高速船で約25分、竹富島経由で行くと約40分かかります。
小浜航路の場合、始発は7時30分で、そこからは2〜3時間おきに1本と、1日に6便ほどしか出ていないため、タイムスケジュールを組むとなると非常にシビアなものになります。
そのため、フェリーの時刻表は事前にチェックしておく必要があるでしょう。
フェリーの運賃表
石垣島と小浜島間の運賃は、大人で片道1,500円、往復で3,020円です。小学生以下の子どもの場合は片道で790円、往復で1,520円となっています。
未就学児は大人1名につき1人を膝上に座らせる場合は無料ですが、席を確保する際は子ども料金が必要です。
【裏技】フェリーチケットを
事前購入する方法
石垣島離島ターミナルは八重山諸島の玄関口だからこそ、非常に混み合っています。そのため、当日に乗船券を購入するとなると時間がかかってしまうかもしれません。
これを避けることができるのが、事前購入できるフェリーチケットです。スマートフォンから予約してクレジットカードによる事前決済で購入できるサービスで、さまざまなメリットがあります。
①購入列に並ぶ必要なし
当日窓口で購入となると購入列に並ばなければならないため、それを含めて時間の確保が必要になります。
しかし、事前に購入すると、当日に窓口へ向かい購入列に並ぶ必要がなくなるため、時間に余裕ができます。家にいながらでも、スマートフォンがあればすぐに購入手続きできるので、とても便利です。
フェリーチケットを取り扱っている観光フェリーの公式ホームページから乗船券を購入し、購入後に届くメールを確認するだけで予約完了できます。
②チケット紛失のリスクなし
当日の窓口で購入した乗船券は、かなり軽くペラッとした紙質です。そして、船のデッキは非常に風が強いため、手に持ったままデッキに出てしまうと風に飛ばされてしまい、紛失してしまうリスクが大いにあります。
しかし、事前購入はインターネット申込でスマートフォンの画面にチケットを表示するだけで済むため、チケットを紛失するリスクがなくなります。
申込する際の入力画面に指定したメールアドレス宛にチケット表示のボタンがあるメールが送られるので、こちらを乗船当日に直接乗り場にて操作するだけで完了です。紙媒体のチケットよりも安全に持ち運びができます。
③当日窓口での支払いなし
クレジットカードを使用した事前決済で購入するため、当日窓口で料金を支払う必要がなくなるのも大きなメリットです。
そのため、料金を支払う手間を省くことができます。
金額は、当日窓口で販売される運賃と同じであるため、損をすることはありません。
このように、フェリーチケットを事前購入することで便利な点は非常に多いため、八重山諸島への観光の際には、ぜひご購入を検討してはいかがでしょうか。
小浜島での移動手段
小浜島の観光における移動として、レンタカー・レンタサイクルを利用して車や自転車を借りる、もしくは徒歩でのんびりと散策するなどの方法があります。
そのため、旅行の目的などに合った移動手段を選びましょう。
ここからは、小浜島での移動手段であるレンタカー・レンタサイクル・徒歩のそれぞれの魅力についてご紹介します。
レンタカー
小浜島を観光するなら、時間を気にすることなく自由にどこまでも行けるレンタカーがおすすめです。車であれば少し離れた位置にある観光スポットにも気軽に足を運ぶことができます。
さらに島内は坂道やアップダウンの激しい道や舗装されてない道が多くあり、徒歩で行くとなると小浜島に慣れていないと少々困難となる道ばかりです。
小さなお子様連れの方や体力に自信のない方は、レンタカーを選びましょう。港からすぐ近くの案内所などにて、レンタルが可能です。
レンタサイクル
車が運転できなくても、自転車で島内を巡ることも可能です。小浜島には広大なサトウキビ畑があり、その一本道を自転車で駆け抜けると心地よい風とサトウキビ畑を堪能できます。小浜島を最も体感できる方法として、レンタサイクルのおすすめ度はかなり高いです。
ただし、島内は舗装されていない道が多いため、自転車で道を通る際には注意してください。電動自転車のレンタル、もしくは短時間の利用が良いでしょう。
こちらもレンタカーと同じく、総合案内所にて申込が可能です。
徒歩
のんびりと歩きながら島内を散策してみるのも小浜島観光の楽しみ方のひとつです。温暖な気候を全身で感じ、島内を歩きながら小浜島の空気を胸いっぱいに吸い込んでみましょう。
小浜島の観光スポットは徒歩圏内の距離にあるものが多いので、移動費などを節約したい方は徒歩で楽しむのも良いかもしれません。体力に自信のある方は、徒歩で島内散策をしてみてはいかがでしょうか。
小浜島のおすすめ観光スポット5選
小浜島には多くの観光名所があります。NHKで放送された朝の連続ドラマ小説「ちゅらさん」のロケ地になった場所や小浜島の自然を感じることができる場所、ビーチなど、様々です。
おすすめの観光スポットを5つに厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
①大岳(うふだき)
小浜島で一番のビューポイントは、島のシンボルでもある大岳です。小浜島で一番高く、小浜島集落の北側にあり、標高は99mの山で頂上には大岳展望台があります。
小浜島のサトウキビ畑、牧草地、サンゴ礁に囲まれた小浜島周辺の美しい海などを、360度の広大なパノラマで一望できる絶好の撮影スポットです。
こちらには火番盛(ひばんぬい)という鎖国体制下の1644年に設置された、海上交通の監視や通報機能を担った遠見番所跡群があります。小浜島全体を見渡せるだけでなく、歴史を学ぶことができる場所です。
ただし、大岳を上る階段は長く、角度も急になっています。体力に自信がない方は、大岳の西に位置する100段のなだらかな階段で行ける、西大岳の展望台がおすすめです。
②トゥマールビーチ
小浜港から徒歩で約5分の距離にあるこちらは、人の手が付けられていない自然がそのまま残されたビーチです。遠浅の海になっているので、水着を持っていなくても裸足で気軽に楽しめるので、小さいお子様連れにもおすすめです。
遊泳もできるのでシュノーケリングなどで泳いだり、自由に散策したりなど、思い思いに過ごすことができるでしょう。港のすぐそばにあるため、船に乗る直前まで楽しむことも可能です。
③シュガーロード
シュガーロードはNHKの朝の連続ドラマで登場した場所で、小浜島でも人気が高い観光名所です。広大なサトウキビ畑が望むことでき、彼方まで続いているような一本道になっています。
日中に歩くことで暖かい小浜島の空気を感じることができますが、この場所は満天の星空を観測できるスポットでもあります。小浜島に宿泊される際には、この場所で星空を楽しんでみてはいかがでしょうか。
④細崎海岸
小浜島の西側に伸びた岬の先端にあるこちらの海岸は、細崎(くばざき)海岸と読みます。観光スポットではありますが、とても静かな雰囲気のローカルビーチです。
透明度の高い透き通ったエメラルドグリーンの海の先には、西表島も見えます。とても綺麗なビーチなのでゆっくりと散歩をするのにぴったりな場所です。
ただし、潮の流れが速く危険で、遊泳はおすすめできませんのでご注意ください。
⑤石長田マングローブ群落
石長田(いしなーだ)マングローブ群落には、石長田海岸の目の前に広がるマングローブ林が自生しています。とても珍しいスポットで、干潮時には様々な水性生物などを見ることができます。カヤックや自然探索ツアーも行われているので、小浜島の自然を体感できるでしょう。
さらにこちらは、綺麗な夕日が見えるスポットとしても有名です。最高の瞬間を写真に残し、旅行後の思い出話に花を咲かせられること間違いなしです。
小浜島のおすすめアクティビティ5選
小浜島には、マリンスポーツを始めとした様々なアクティビティがあります。
その中から人気が高いおすすめのアクティビティを5つご紹介させていただきます。南国のリゾート地でのアクティビティを、体験していただければ幸いです。
①シュノーケリング
小浜島で人気もおすすめ度も高いアクティビティは、シュノーケリングです。日本最大のサンゴ礁、透明度の高い美しく輝くエメラルドグリーンの海を、泳ぎながら堪能することができます。
小浜島でのシュノーケリングは、他の海と違ったのんびりとした贅沢なリゾートシュノーケリングを国内で楽しめることが魅力的です。
また、シュノーケリングの良いところは、小さなお子様や体力に自信のない方でもお楽しみいただける、初心者向けのマリンスポーツであることです。家族連れで小浜島へ来島される際には、ぜひシュノーケリングをお試しください。
②ダイビング
ダイビングは、シュノーケリングと同様に人気があるアクティビティです。ダイビングスポットとしては石垣島が有名ですが、小浜島の海もそれに負けないほどに素晴らしく、美しい海の中を見ることができます。
手つかずのダイビングポイントが多数あり、ありのままの海の中を見ることができる点が魅力です。カラフルなサンゴや熱帯魚達が、太陽の光が差し込んで輝く海の中でダイビングに来た人を歓迎してくれます。
ダイビングは、ライセンス未所持の方の場合には体験ダイビングで参加が可能です。
③SUP
スタンドアップパドルボードという正式名称のSUPは、多くの方が楽しんでいるアクティビティです。サーフボードに似た形のボードの上に立って海をクルーズするその姿は、美しいエメラルドグリーンの海でかっこよく写真に映えます。
難しく思われるSUPですが、サーフボードよりも浮力と安定感があるため、初心者の方でも短時間のレクチャーで乗りこなすことが可能です。
乗りこなすことができると、広大な海の上で立っているような不思議な感覚を味わうことができるでしょう。
ボードの上から見上げれば突き抜けるような広い青空、足元を見れば海の中で泳ぐ熱帯魚やサンゴ礁と、幻想的で素晴らしい光景を楽しむことができます。
④カヌー
小浜島の定番のアクティビティとして有名なのが、カヌーです。小浜島では、4月から10月まではシーカヤック、11月から3月の由布の時期はマングローブカヤックが体験できます。
シーカヤックでは、サンゴ礁や熱帯魚がいる綺麗なポイントへ向かい、そこからシュノーケリングを楽しむことまでできてしまいます。
マングローブカヤックでは淡水と海水がまじりあっている汽水域へ向かい、マングローブの木々やマングローブ林に生息する生き物の生態にも出会えるでしょう。
⑤ナイトツアー
明るい時間で様々なアクティビティを行うと素敵な思い出作りができますが、小浜島の夜も魅力的です。小浜島は、年間を通して美しい星空を望めます。春夏秋冬問わずどの季節でもナイトツアーを楽しむことができます。
都会のように遮るものなく見上げることができる星空は、どこよりも美しく輝くため、忘れられない思い出になって、いつまでも心に残ってくれるでしょう。
また、夜にしか見られない生き物を観察することもできるので、星空だけでなく小浜島の自然を体感する時間を過ごせます。
小浜島観光の注意点
小浜島観光において、注意すべき点がいくつかあります。離島ならではの注意点もあり、対策を十分に行っておかなければなりません。いくつもある中から3つに厳選させていただきましたので、ご参照ください。
①紫外線対策必須
小浜島の緯度は東京の35度より低い24度です。緯度が低ければ低いほど、直射日光が頭の上から降り注ぎます。特に春から秋にかけての日差しはとても強く、日焼けや熱中症対策が必須です。
さらに小浜島の紫外線は東京の2倍とされていますので、日焼けや紫外線を対策できるグッズを揃える必要があります。安全に観光をするためにも、帽子や日焼け止め、サングラス、薄手の長袖のシャツを着るなど、少しでも対策を行っておきましょう。
②船酔いに注意
石垣島から小浜島へ船で向かう際、非常に大きく揺れることがあります。夏の間は揺れにくいのですが、10月から4月の時期は波が荒くなることが多いです。
石西礁湖に囲まれた小浜島へ向かう航路は比較的揺れは少ないですが、それでも波による上下動があり、かなり揺れてしまことがあります。船酔いなどの乗り物酔いをされやすい方は、酔い止め薬を常備することをおすすめします。
③島内にコンビニやスーパーはない
小浜島は観光名所ですが、コンビニやスーパーがありません。島内で何かを買う必要がある際は、基本的にホテル内の売店を利用することになりますが、営業時間内に買い物をしなければなりません。
他には島内に1軒だけの前本商店というお店もありますが、20時30分までの営業ですので、注意が必要です。必要なものを揃えたい方は、小浜島へ向かう前に石垣島で買い物をしてからのほうが安心できるでしょう。
まとめ
今回は小浜島のご紹介から観光スポット、おすすめのアクティビティや注意点をご紹介させていただきました。国内で南国リゾートを楽しめる小浜島は、日々の喧騒から逃れてのんびりと過ごすことができるでしょう。
暖かな気候、美しい海、満天の星空など魅力が多い場所であるため、癒しを求めている方は小浜島へ訪れてみてはいかがでしょうか。今回ご紹介した内容以外にも小浜島のおすすめのポイントは非常に多いので、実際に行って体感してみてください。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。