石垣島旅行の観光ベストシーズン おすすめの時期・過ごし方とは？

石垣島ってどんなところ？

沖縄本島から飛行機で50分ほどの場所にあり、沖縄県の中でも3番目に大きい島が石垣島です。また、石垣島を含む、西表島、竹富島、小浜島、黒島、新城島、波照間島、与那国島からなる島のことを八重山諸島と呼び、石垣島はその八重山諸島の玄関口といわれています。

石垣島の良さは、なんといっても海の美しさといえるでしょう。透明度の高い海に一面に広がるサンゴ礁とカラフルな熱帯魚の群れの美しさは息をのむほどで、ダイビング、シュノーケリング、サーフィンなどのマリンスポーツを目的に多くの人々が訪れる人気の観光地です。

また、マンタやウミガメが見られる海がある場所としても知られており、世界中から観光客が訪れます。中でも、グリーンミシュランガイドで三つ星を獲得した川平湾は国の名勝にも指定された景勝地で、白い砂浜とエメラルドグリーンの海による美しいパノラマが広がる景色は必見です。

このように、亜熱帯の豊かで美しい自然に溢れながら、その一方でリゾートホテルやショッピングモールも充実しており、発達した都市機能を併せ持ったリゾートシティといえるでしょう。

さらに、年間通して温暖な気候が特徴で、一番寒くなる1、2月でも10～15℃と、東京の4月ころの気温と同じくらいの気候になるため、1年を通して様々な観光やアクティビティを楽しめるところも人気の理由です。

現在、石垣島へのアクセスは空路のみですが、羽田空港や関西国際空港のほかにも名古屋、福岡といった都市の空港からは直行便が出ているので非常に便利です。

石垣島には、「南ぬ島石垣空港」の愛称で親しまれている新石垣空港があります。また、沖縄本島から石垣島には1日20便ほどが運航していて乗り継ぎも利用しやすく、JALやANA便で石垣空港まで約1時間で到着します。

今回は石垣島への観光を考えられている方に向けて、訪れる際のベストシーズンをテーマに様々な情報をお届けいたしますので、ぜひ参考にしてください！

 

石垣島のベストシーズンはいつ？

石垣島には先ほどご紹介させていただいたような数多くの魅力があるため、人生で一度は訪れてみたいと思われる方も多くいらっしゃいます。

そこで気になるのが、石垣島を訪れるベストシーズンがいつなのかという点ではないでしょうか。

石垣島は、年間を通して温暖な気候であるとはいえ、四季自体はあります。ただし、比較的3月～10月の夏と11月～2月の冬の2季に近いような気候です。いつ旅行をしても基本的に楽しめますが、旅行の目的によってベストシーズンは変わります。

今回は目的別にまとめてみましたので、旅行計画を立てる際にお役立ていただければ幸いです。

 

石垣島の海で遊ぶなら
おすすめのシーズンは4月～10月

石垣島といえば、なんといっても海です。海でのアクティビティを思う存分楽しみたい方におすすめのシーズンは、4月～10月でしょう。

石垣島の海開きは3月中旬ですが、年中マリンアクティビティツアーが開催されているので、年中ベストシーズンといっても過言ではありません。中でも、ウェットスーツなしで海に入れるぐらいまで暖かくなる4月～10月にかけては、特に気持ちよく海でのアクティビティを楽しむことができます。

4〜5月は春休みとゴールデンウィークを除けば、観光客も少なく天候も安定しているため、心地よい気候の中で離島ならではのプライベート気分を味わえるのがポイントです。

ゴールデンウィーク明けからは梅雨に入りますが、本土のようにじめじめとした湿気の多い雨とは違い、スコールのように一時的にまとめて降り、通り過ぎると晴れ間が出ることが多いので、このシーズンでも海でのアクティビティを楽しるでしょう。

青い海と空、そして白砂のビーチの風景のように、皆様がイメージしている南国のリゾートに出会えるのが7月～9月です。ただし、台風シーズンでもあるため、台風情報は必ずチェックしておいてください。

台風以外の日は天気が良すぎるぐらい良いので、透明度抜群の海でシュノーケリングやダイビング、マリンスポーツといった定番のアクティビティを楽しむことをおすすめします。

このシーズンは日差しが強いため、日焼け止め対策をしっかりと行いましょう。

 

日焼けしたくない方が過ごしやすい
シーズンは11月～2月

石垣島の情緒あふれる自然に触れてみたいけど、日焼けは嫌という方におすすめのシーズンが11月～2月です。

石垣島には、海でのアクティビティ以外の観光スポットが多くあります。夏に比べると紫外線量もぐっと低くなることに加えて観光客も減るため、観光がしやすくなります。

ここからは、このシーズンにおすすめの観光スポットをいくつかご紹介させていただきますので、参考にしてください。

1つ目は、石垣島鍾乳洞です。20万年もの長い時間をかけてつくりだされた石垣島最大の観光鍾乳洞であり、全長3.2kmのうち約660mが公開されています。

洞窟内はイルミネーションが施されていて、幻想的な輝きを放っており、滴る水の音を楽しむ水琴窟やトトロの鍾乳石など、地底に広がる世界は見どころがいっぱいです。

2つ目は、南国フルーツから野菜、石垣牛やお酒など、石垣島ならではの食材が揃う市場です。石垣島の中心ともいえる日本最南端のアーケード商店街「ユーグレナモール」内にあるのが、「石垣市公設市場」です。

1899年にオープンした歴史の深い市場で、場内には精肉や鮮魚・野菜・加工食品などの幅広い商品が並んでいます。イートインスペースも設置されているので、市場の空気を感じながら石垣島グルメを堪能してみてください。

他にも、JAおきなわが運営する「ゆらてぃく市場」があります。こちらの市場は、野菜や果物を安く買えるのが魅力の農作物直売店です。石垣島で採れた新鮮な野菜やフルーツをはじめ、花や観葉植物、お菓子から泡盛まで八重山地方のさまざまな特産品が店頭に並ぶので、お土産ものを探す際もおすすめです。

3つ目は、石垣島中央に位置する標高230mのバンナ岳の地形を活かしてつくられた県立森林公園の「バンナ公園」です。東京ドーム約60個分の園内は5つのゾーンに分かれており、八重山の島々でしか見ることのできない蝶や植物に出会えます。1日で回りきれないほどの充実ぶりで、地元の方にも人気です。

他にも、石垣市立八重山博物館や桃林寺に隣接されている権現堂など、日焼けを気にせずに観光を楽しめるスポットがあるので、ぜひHPなどをチェックしてみてください。

 

花粉症・乾燥・寒さが苦手な方に
12月～3月

花粉症の方や乾燥、寒さが苦手という方には、12月～3月の石垣島観光がおすすめです。

実は本土では花粉症の症状がある方も、石垣島では症状が出ないという方が多くいらっしゃいます。石垣島には森林が多いにもかかわらず、スギの木は少ないことが花粉症の症状が出ない理由といわれています。

次に気候については、石垣島の12月〜2月の平均気温は19℃ほどであり、本州と比べるとかなり温暖です。冬でも海のアクティビティは開催されており、水温が低くてもウェットスーツやドライスーツを着用すれば、あまり寒さを気にせずに快適に楽しめます。

また、島が海に囲まれていることから、海からの湿った風が陸地に流れこむため湿度も高い傾向にあるのです。東京の年間平均湿度が65％なのに対して、石垣島はなんと75％もあるので肌にやさしいといえるでしょう。

さらに、年間を通して最も海の透明度が高くなるのが冬のシーズンで、星空も澄んで一段ときれいになるため、石垣島をかなり楽しめる穴場シーズンともいえます。

花粉症や乾燥、寒さを気にせずに旅行を楽しみたい方におすすめの時期です。

 

石垣島の南国フルーツが
美味しいシーズンは4月～6月

せっかく石垣島に行くなら南国フルーツを堪能したいという方におすすめなのが、多くのフルーツが旬のシーズンを迎える4月～6月です。

ここからは、このシーズンに旬を迎える石垣島の代表的なフルーツをご紹介させていただきます。

1つ目は、子どもから大人まで人気の高い、島を代表するフルーツであるパイナップルです。石垣島のパイナップルは、とにかくジューシーで美味しいと評判です。パイナップルはビタミンB1やB2、ビタミンC、食物繊維、クエン酸が豊富なので、アクティビティや観光での疲労回復におすすめします。

2つ目は、南国フルーツを代表するマンゴーです。石垣島の完熟アップルマンゴーは、濃厚な甘さと、とろけるような舌触りが絶品です。老化予防にもなるBカロテンに、葉酸、食物繊維、ビタミン類などの美容に嬉しい栄養素を含んでいるのも人気の理由といえるでしょう。

最後にご紹介するのは、島バナナです。旬のシーズンは1月～10月と長いため、手軽に食べられることでもおすすめです。一般的な輸入バナナと比べると、とても小ぶりですが、その分甘みが濃厚で粘り気のある触感であるため、一度食べるとやみつきになる方も少なくありません。

これらのフルーツは市場などで購入できますが、現地に訪れた際は観光農園に足を運び、採れたてを味わうこともおすすめします。

石垣島にはいくつもの観光農園がありますが、一例としては名蔵湾を一望できる高台には宮良農園があります。宮良農園の目の前には海が広がっており、天気も良いと最高にフォトジェニックな農園になるのです。パーラーでは旬のフルーツを使ったフレッシュジュースや園で栽培したピンクグァバのシロップをかけたフラッペなどをいただけます。

他にも、バラビドー観光農園という農園は、ヤシ園、熱帯果樹園、ハイビスカス園、蝶園の4エリアに分かれており、南国雰囲気たっぷりの園内散策が人気です。レストハウスでのおすすめはジュース付きのフルーツ盛り合わせで、何種類ものフルーツを一度に味わえます。

そして、美しい川平湾を望める立地にある川平ファームもおすすめです。ここでは、パッションフルーツをメインにトロピカルフルーツの栽培・加工・販売を手掛けています。

特にパッションフルーツに力を入れており、添加物を一切加えずに本物の味を追求して作られたジュースやジャムは、フルーツ本来の旨味を存分に味わえます。こだわりのジュースやジャムが販売されているため、お土産にいかがでしょうか？

 

まとめ

今回は石垣島における旅行のベストシーズンを目的別にご紹介させていただきました。

石垣島は沖縄にある離島の中でも、各都市からのアクセスの良さやお店やレジャー施設の多さ、アクティビティの豊富さ、各離島へのアクセスの良さなどから、毎年リピーターが多く訪れる人気の高い観光地です。サンゴ礁の海に囲まれていることに加えて、山々が連なる自然豊かな島で観光スポットも多いため年中観光を楽しますが、旅の目的やスタイルに合わせて訪れる季節を決めることでより石垣島を満喫できるはずです。

ぜひ今回の記事も参考にしていただき、一生の思い出に残る石垣島旅行を計画してみてください！

最後までご覧いただき誠にありがとうございました。