石垣島から行ける”瑠璃の島”鳩間島とは?行き方・おすすめ観光スポット・モデルコース紹介
目次
鳩間島ってどんな島?
沖縄は一年を通して多くの観光客が訪れる人気のスポットです。沖縄には青い海や真っ白な砂浜、亜熱帯気候特有のマングローブ林など、訪れる人の心に染みわたるような絶景が数多くあります。
また、自然風景だけでなく独自の文化や料理などの魅力も、観光客を惹きつけている要素です。そんな沖縄県にある鳩間島は西表島の北にあり、八重山諸島に属する人口40人ほどの小さな島です。この島は、八重山諸島の中でも特に海の色が美しいことで知られており、瑠璃の島とも呼ばれています。
この記事ではそんな鳩間島の魅力やアクセス、おすすめの観光スポットなどをご紹介します。ご興味をお持ちの方は、ぜひ一度訪れてみてください。
鳩間島の魅力
鳩間島の魅力として、海が大変きれいであるという点が挙げられます。すでにご紹介した通り、この島は海の色がきれいなことから、瑠璃の島とも呼ばれており、海を目当てにやって来る観光客も少なくありません。ここでのシュノーケリングは海が好きな方にとって最高の思い出となるでしょう。
また、文化と歴史が丁寧に守られているという点も、鳩間島の魅力として挙げられます。
鳩間島は、一般的な観光地のような開発がされていないことから、本来の自然風景や文化がそのまま保存されているのです。そのため、ゆったりと南国の文化に浸りたいと考える方にはぴったりの場所だといえます。
鳩間島への行き方
ここからは鳩間島への行き方についてご紹介します。鳩間島へ行くためには、一度石垣島を経由する必要があります。そのため、まずは最寄りの空港から石垣空港を目指しましょう。
石垣島から鳩間島への行き方
石垣空港に到着したら、石垣島の離島ターミナルを目指します。石垣空港からであれば、車で30分ほどで到着できます。そして、ここからフェリーに乗り、50分ほどで鳩間島へ到着です。
フェリーの運賃表
フェリーの運賃は、どの会社のフェリーを利用するかによって多少変動します。ここではおおむねの金額をご紹介します。
中学生以上の場合は、大人料金で片道2,990円、往復は5,770円です。小学生以下は片道1,500円、往復で2,900円と大人に比べて安めの値段設定になっています。
鳩間島行きフェリーの注意点
フェリーは多くの人にとって使い慣れない交通手段でしょう。そのため、初めて利用する際には分からないことが多く、不安になる方も少なくありません。
そこで、ここからは鳩間島へ向かうフェリーの注意点について解説します。
①フェリーの便数が圧倒的に少ない
まず、鳩間島へフェリーで向かう際の注意点として、便数が非常に少ないという点が挙げられます。そのため、鳩間島へ向かう際にはフェリーに乗り遅れないように時間に余裕を持って行動することが重要でしょう。
②欠航の可能性がある
さらに、フェリーは天候の影響を受けやすく、欠航の可能性があることにも注意しなければなりません。特に一般的な夏休みシーズンは、鳩間島を含む八重山諸島には台風が接近することが多いです。そのため、台風が多い時期に旅行するのであれば、欠航の可能性も視野に入れて旅行計画を立てましょう。
③船酔いに注意
最後に挙げる注意点は、船酔いです。自動車や電車には酔わない人であっても、船の揺れに酔ってしまう人は少なくありません。船酔いが心配な方は、事前に酔い止めを服用するなどの対処法が必要です。
【裏技】フェリーチケットを
事前購入する方法
フェリーのチケットを購入するためには、本来チケット売り場に並んで支払いをし、チケットを手に入れなければなりません。
しかし、そのような手間をなくす裏ワザとしてフェリーチケットの事前購入という方法があります。事前購入では、インターネットを介して事前にQRコード形式のチケットが入手できます。便利にフェリーを利用することができるため、活用すると良いでしょう。
フェリーチケットを事前購入するメリット
チケットの事前購入はパソコンやスマートフォンが1台あれば全ての手続きが完了できます。そのため、非常に手軽である点が特徴です。
それ以外にも、チケットの事前購入には多くのメリットがあります。ここからはフェリーチケットの事前購入のメリットについてご紹介します。
①購入列に並ぶ必要なし
購入列に並ぶ必要がないという点は、メリットの1つです。フェリーチケットの売り場は混雑しやすく、特に繁忙期では長時間並んでやっとチケットが購入できるということも珍しくありません。
しかし、事前購入であれば列に並ぶ必要はなく、時間を有効的に活用できるでしょう。
②チケット紛失のリスクなし
事前購入では手に入るチケットがQRコードになっているため、チケット紛失のリスクがありません。スマホ1台あればチケットを利用できるため、乗船のタイミングで荷物の中からチケットを探す手間が省けるのも事前購入の大きなメリットです。
③当日窓口での支払いなし
最後にご紹介するメリットは、当日窓口での支払いがないという点です。事前購入で支払いが済んでいるため、当日になって財布やスマホを出し支払いをするという手間が省けます。
このようにフェリーチケットの事前購入には多くのメリットがあるため、鳩間島への旅行の際にはぜひ活用してみてください。
鳩間島での移動手段
旅行へ行く際には、どのように移動するかを検討しておくことが非常に大切です。鳩間島は、面積が約1平方キロメートルの小さな島であるため、車がなくとも十分散策ができます。
ここからは、鳩間島での移動手段についてご紹介します。
レンタサイクル
鳩間島を短時間で巡る場合にはレンタサイクルを活用することがおすすめです。島内には日帰りの旅行客にも自転車を貸し出してくれる宿があるため、それを活用しましょう。自然あふれる風景の中を自転車で駆け抜ける快感はひとしおです。
徒歩
既にご紹介したように鳩間島は小さい島であるため、徒歩でも十分、巡ることができます。島を徒歩で一周しても一時間ほどしかかかりません鳩間島をじっくりと自分のペースで観察しながら巡りたい場合には、ぜひ徒歩で散策しましょう。
鳩間島のおすすめ観光スポット5選
鳩間島は小さい島ながら、魅力的なスポットが多くあります。ここからは、鳩間島にあるおすすめの観光スポットを5つご紹介します。
ここでご紹介するスポットを歩きながら、自分だけのお気に入りのスポットを探してみるのも楽しいでしょう。
①鳩間島灯台
最初にご紹介するのは鳩間島灯台です。鳩間島灯台は、島のほぼ中心に位置する灯台で、島一番の高台にそびえています。この高台からは島を一望でき、海の青や生い茂る植物の緑を目にすることができます。
②屋良浜
次にご紹介するのは、島一番の広さを誇るビーチ、屋良浜です。広い砂浜と適度な木陰があるため、この島を訪れる観光客に大人気のビーチです。
また、サンセットを眺めることができるため、一日の終わりに夕日を楽しみたいという人にもおすすめでしょう。
③島仲浜
島仲浜は、鳩間島の北側にある浜です。特に海の透明度が感じられる浜としてはもちろん、星の砂が多くあるビーチとしても知られています。
また、シュノーケリングを行うのにも適しているとされています。
④前の浜
前の浜は、鳩間島の玄関口でもある白い砂浜と青い海のコントラストが美しいビーチです。港から近く遠浅で波も少ないため、子供を連れた家族旅行でも安心して遊べます。シャワーはないものの、港や民宿が近いため気軽に立ち寄れるでしょう。
⑤夫婦岩
最後にご紹介するのは島の北西部立原浜の近くにある夫婦岩です。ガジュマルの根が絡んだ2つの岩が夫婦岩と呼ばれており、かつてこの近くに仲の良い夫婦が住んでいたという話もあることから、恋愛成就の効果があるといわれています。
鳩間島のおすすめアクティビティ
鳩間島は自然豊かな島であり、さまざまなアクティビティを楽しむことができる場所です。
ここからは、鳩間島のおすすめアクティビティをご紹介します。いろいろなアクティビティを通してその良さを存分に体験してみてください。
①シュノーケリング
まず、おすすめするのはシュノーケリングです。
すでにご紹介したように、鳩間島は海が美しいことで知られています。そのような島の海でシュノーケリングを行うことで、その美しさをより間近に感じる体験ができます。
鳩間島周辺の海は透明度が高いため、海中といえども遠くの景色までをきれいに見ることができるでしょう。
②島内散策
島内の散策もおすすめのアクティビティです。島内には今回ご紹介したような観光スポットとして知られている場所があります。
ぜひ、それらを巡りながら自分なりの楽しみ方で鳩間島を満喫しましょう。
鳩間島のおすすめモデルコース
ここからは、鳩間島を満喫するためのモデルコースをご紹介します。日帰りコースと1泊2日コースの2つをご紹介しますので、ご自身の旅のスタイルに合わせて参考にしてみてください。
日帰りモデルコース
まずは、日帰りモデルコースについて見ていきましょう。
すでにご紹介した通り、鳩間島へのフェリーはそう多くないため、鳩間島だけを目的地として設定する場合、時間に余裕を持って午前中に到着しておく必要があるでしょう。
到着後は鳩間港の近くのビーチを散策し、鳩間島の美しい海の色を堪能してください。昼食の時間が近づいたら、鳩間島の食堂で現地の料理を楽しみましょう。
午後は、レンタサイクルなどを利用して鳩間島灯台や屋良浜など、本格的に島内を散策します。フェリーの時間に注意しながら、遅くとも夕方までには必ずフェリー乗り場に到着できるようにしましょう。
また、鳩間島だけでなく、離島をいくつか巡りたいという場合には、より一層フェリーの時間に間に合うよう注意しましょう。
1泊2日モデルコース
1泊2日のモデルコースの場合には少し、選択肢が増えます。時間に余裕があるため、午前中に到着した場合には、まずシュノーケリングを楽しむこともできるでしょう。
やがて午後になり、昼食を経て島内散策、あるいは海の美しさに感動した場合には続けてシュノーケリングを行うのも良いでしょう。そして、夕方には鳩間島のビーチからのサンセットを眺めることをおすすめします。その後は、宿でゆっくりと過ごして一日の疲れを取りましょう。
翌日には、前日回りきれなかった観光スポットに向かったり、もう一度行ってみたいと思ったお気に入りのスポットを再度訪れたりすると良いでしょう。
しかし、1日目の時点で次の日に何時のフェリーで鳩間島を出るのかをしっかりと確認しておくことを忘れないようにしてください。
まとめ
今回は、南国の知られざる離島、鳩間島についてご紹介いたしました。
鳩間島は、一般的な観光地のように開発が進んでいないため、ありのままの離島の姿を留めています。喧騒から離れて南国の雰囲気にゆったりと浸りたい方や、離島をはじめとする沖縄の原風景、文化に興味のある方には特におすすめの旅行先だといえるでしょう。
また、鳩間島はそう大きくない島であるため、島内散策にさほど時間を要しません。鳩間島以外の離島と合わせて巡るという楽しみ方もでき、それぞれの離島の良さや特色がより際立って感じられることでしょう。
日常の疲れを南国でゆったりと癒したいという方は、ぜひ鳩間島への旅行をご検討ください。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。