黒島

石垣島からフェリーで30分!
島民よりも牛の数が多い『黒島』を紹介

黒島

島の形がハートの形に似ていることから『ハートアイランド』とも呼ばれる黒島は、石垣港離島ターミナルからフェリーで片道約30分の場所にあります。

島民よりも牛の数が多いことでも有名!美しいサンゴ礁と緑溢れる黒島へ遊びに行こう☆

こんな方に...
◆黒島の基本情報を知り合い方
◆黒島のアクセス方法を知りたい方
◆黒島で楽しめるツアーを探している方

今回は、黒島の魅力やおすすめツアーをご紹介いたします。

黒島ってどんなところ?

黒島ってどんなところ?

黒島とは、沖縄県八重山諸島にある島の一つです。
石垣島から南西に約18km離れており、西表島との間に位置しています。
島の周囲は12.6km、面積は10.02km²、最高高度は15.3mで隆起サンゴ礁で形成された島です。
年間の平均気温は25℃前後で、夏でも最高気温は33℃程度と過ごしやすい気候です。
かつては森林が広がる島でしたが、1984年以降にサンゴ礁の掘削が可能な建設機械を導入した開墾事業が進んだ結果、平坦で牧草地が広がる風景になりました。
島の人口は約220人で保里、伊古、仲本、東筋、宮里の5つの集落があり、牛の牧畜が盛んであることから、牛の島とも呼ばれています。
また、島の形がハートマークに似ていることから、愛称としてハートアイランドという呼び名も持っています。
また、黒島の海は八重山諸島内でもトップクラスの美しさで、ダイビングやシュノーケリングをするのに絶好のスポットです。
さらに、黒島はアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイという3種のウミガメが産卵に訪れる国内唯一の島としても有名です。
毎年5月から8月にかけての夜、黒島港から自転車で約5分の場所にある西の浜にウミガメたちが産卵のために上陸してきます。
そのため、島内ではウミガメたちの生態を詳しく知ることもできます。
今回は黒島に興味がある方に向けて、基本情報や過ごし方、人気のグルメスポットなどをご紹介させていただきますので、ぜひ参考にしてください!

 

人口より牛が多い

人口より牛が多い

黒島は肉用牛となる子牛の生産を中心とする畜産業が盛んな島です。
牛の飼養頭数は人口の10倍以上で2000頭を超えており、牧場でのんびりとしている様子を眺められます。
主に育てられているのは黒毛和牛と呼ばれる小柄な肉牛で、やがて島外に出荷されて石垣牛や松坂牛などの有名なブランド牛になります。
牛の島と呼ばれるだけあり、毎年2月の最終日曜日には「黒島牛まつり」というイベントが開催されるほどです。
黒島港近くの多目的広場で開催されており、牛1頭が当たる抽選会や牧草ロールを使った数々の競技、牛の鳴き声コンテストなど、さまざまなゲームが行われています。
出店も充実しており、牛汁、牛そば、ステーキなど、数多くの牛料理を良心的な値段で美味しく食べることができます。

 

日帰りで楽しめる離島

黒島は自転車で観光名所を巡りながらでも、半日未満で一周できる小さな島です。
石垣島から高速船が出ているので、午前から昼までに黒島へ向かい、夕方に戻りの便に乗ることで、日帰りでも十分に黒島観光を満喫できます。
実際、観光モデルコースとして1泊2日プランと一緒に、日帰りのプランも用意されているほどです。
モデルコースの内容によってはサイクリングコースもあるため、自転車を走らせて黒島の空気を感じながら自然を満喫することもできるでしょう。

黒島へのアクセス方法

黒島へのアクセス方法

黒島には空港がなく港のみがあることから、石垣島から出ているフェリーに乗船することで黒島へ向かうことが可能です。
そのための施設が、ユーグレナ石垣島離島ターミナルです。
石垣島離島ターミナルは、八重山諸島の各島へ渡る際に利用するための施設で、石垣空港から車で約30分の距離にあり、バスやタクシーで向かうことができます。
黒島へは離島ターミナルから高速フェリーに乗ることで、約40分で到着することが可能です。
そのため、黒島観光をする際は石垣島を経由する必要があります。
黒島を含む八重山諸島への観光は、このような船旅も楽しんでいただくことができます。

黒島のおすすめ過ごし方

黒島周辺には、日本最大のサンゴ礁海域である石西礁湖が広がっています。
石西礁湖の「石」は石垣島の石、「西」は西表島の西で、この2つの島までの東西20km、南北に15kmにわたるサンゴ礁の海域です。
黒島はサンゴ礁の中に位置しており、干潮時であれば浅瀬で遊んだり、浜辺でのんびりしたりするなど、さまざまな方法で過ごすことができます。
また、街灯のような人工による光が少ない上、山がない平坦な島であることから、夜空を仰げば美しい星空を360°見渡すことも可能です。
星空観測にも最適な場所なので、ぜひここでしか見られない星空を楽しんでみてください。
他にも、島内にはさまざまなことを学べる施設・観光名所もあるので、黒島内にあるレンタサイクルを使って、黒島巡りを満喫することができます。

 

レンタサイクルでの島内観光

レンタサイクルでの島内観光

黒島は小さな島で、平坦な道となっており、坂道がほとんどありません。
徒歩で観光することもできますが、島内にある観光スポットを巡ることを考慮すると、レンタサイクルを利用することをおすすめします。
実際に黒島観光に訪れる観光客の多くが、島内のレンタサイクルを利用しています。
島内にはレンタサイクルのお店が3店舗あり、そのうちの1店舗は黒島港のすぐ近くに位置しているため、気軽にレンタサイクルの申込が可能です。
残り2店舗のレンタサイクルは、港付近にあるレンタサイクルショップの送迎車に乗ることで、利用を希望するレンタサイクルショップに到着します。
なお、レンタサイクルの予約は不要となっているため、直接ショップに向かってもすぐに自転車を借りられます。
店舗によって、料金や子ども用の自転車、シート、電動自転車などの有無などが異なっているため、事前に問い合わせて確認しておくと良いでしょう。

黒島のおすすめスポット3選

黒島内の観光スポットはいくつもあります。
ロマンチックな雰囲気をお楽しみいただけるスポットはもちろん、黒島について知ることができる施設など、さまざまです。
ここからは、観光スポットを3つ厳選いたしましたので、魅力などを含めてご紹介させていただきます。
黒島観光をお考えの方は、旅行計画の参考にしてください!

 

黒島研究所

黒島研究所 

黒島は、日本国内でも数少ないウミガメの産卵地とされている場所です。
黒島以外にもウミガメが産卵に来ることはありますが、3種ものウミガメが来るのは黒島のみとなっています。
そのため、島内にある黒島研究所ではウミガメの研究がされていることで有名で、さらに日本で2番目にサンゴの標本数も多く保有しています。
黒島研究所は研究所かつ博物館でもあり、ウミガメなど黒島に生息する海洋生物達を飼育展示している水族館でもある複合施設です。
1975年に設立された沖縄県の歴史ある施設で、設立後から現在までウミガメの調査や研究をしている、NPO法人日本ウミガメ協議会付属の研究所でもあります。
研究所としての実績もあるため、大学のインターンシップや学芸員実習の受け入れていることに加えて、地元小学校や中学校、石垣市内の小学生の教育の場としても活躍しています。
この施設の人気が高い理由の一つは、ウミガメへの餌やり体験です。
目の前でウミガメが美味しそうにご飯を食べるかわいい姿を見ることができるため、家族旅行で訪れても楽しい体験ができます。
黒島港から自転車で10分〜15分ほどで到着できるため、黒島観光としても立ち寄りやすいといえるでしょう。基本的に年中無休ですが、研究や島の行事などにより休館することがあります。
入館料は、大人は500円とリーズナブルな価格です。
また、営業時間は4月〜9月は9時〜18時、10月〜3月は9時〜17時となっており、時期によって閉館時間が異なる点にご注意ください。

 

黒島展望台

 黒島展望台

黒島の真ん中にあるこの展望台は、黒島小学校の隣にあり、渦を巻いたような独特の形が特徴です。
高さは10mあり、頂上に登ると「日本の道100選」に選ばれた県道黒島港線や、黒島の緑豊かな草原が眺められます。
海の向こうにある西表島、竹富島、石垣島を一望できるため、まるで風が凪ぐように心が和みます。
サンセットも素晴らしく、大海原に沈んでいく太陽を見ることもでき、フォトスポットとしてもおすすめです。
展望台のすぐ横には東屋があるため、こちらでお昼ご飯を食べて休憩することも良いでしょう。
黒島港から自転車で10分であるため、宿泊の際に立ち寄って夕日を見送りながら素敵な写真を撮影することも可能です。
なお、営業時間等は設けられておらず、24時間開放されています。

 

仲本海岸

仲本海岸

仲本海岸は、黒島で最も人気がある観光名所です。
島の西に位置し、黒島港から自転車を15分ほど走らせると到着できるほど近く、透き通った美しい海を楽しめるこの海岸は、絶好のシュノーケリングポイントです。
ただし、離岸流という海岸付近で局地的に沖に向かって流れる潮流が発生しやすい海域となっています。
そのため、遊泳の際は必ず2人1組でライフジャケットを着用した上で、流れが弱くなる干潮の前後2時間内にしましょう。
また、干潮時はリーフの内側がまるで天然のプールのようになり、中に入ればサンゴ礁や熱帯魚を見ることができます。
海岸付近には無料の東屋やシャワー、トイレなどの施設もあるため、非常に便利です。

黒島の人気グルメスポット

観光に行く際にチェックしておきたいポイントは、観光名所はもちろんですが、地元料理を楽しめるグルメスポットも挙げられるでしょう。
その地へ旅行に行くからこそ、地元食材を使った料理で舌鼓を打ちたいと思われる方は多くいらっしゃいます。
黒島にも地元に住まわれている方々から愛されているグルメスポットが数多く存在しています。
ここからは、黒島で人気のグルメスポットをご紹介させていただきますので、食事に迷われている方は参考にしてみてください!

 

そばカフェうんどうや

「そばカフェうんどうや」は、玄関先にあるハイビスカスなどの植物で華やかにした白い壁に、店名が書かれた木の看板が取り付けられているのが目印です。
内装は家庭的な造りですが、ウッドデッキもある半屋外営業となっています。
夏に行くと少々暑さを感じるものの、風が吹き抜けるととても気持ちよく、和やかな雰囲気をお楽しみいただけるお店です。
こちらのお店の有名なメニューは、八重山そばに細切りの豚肉やゆし豆腐、そしてアーサという海藻の一種であるヒトエグサを多く盛りつけたアーサそばです。
このアーサは、お店の方が黒島の海で採ってきてくださっており、食物繊維が豊富でミネラルとビタミンがバランスよく含まれています。
他にもメニューは豊富にありますが、磯の香りと味を楽しみながら美味しく食べられるアーサそばを、ぜひ味わってみてください。
定休日はありませんが不定休で、営業時間は11時〜14時までのランチタイム限定となっています。

 

Heart land

Heart landは黒島港のすぐ近くにあり、目の前に広がる美しい海を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができます。
赤茶色の外装に店名が白くかわいく書かれた外装が特徴で、内装は真っ青な壁で非常にさわやかです。
店内席や庭にある木陰で海や港を行き来する人々を見ながら、美味しいお食事を楽しめることに加えて、レンタサイクルや釣り竿のレンタルも可能です。
フードメニューやドリンク、スイーツなどメニューは種類豊富で、人気No.1の料理はお店オリジナルのアイスクリームの天ぷらです。
バニラアイスをパンで包んでから揚げたもので、その上に黒蜜をたっぷりとかけた揚げパンになっており、揚げパンの食感と甘いアイスと蜜が口の中でとろけます。
他にも、Heart landでしか食べられないかき氷や、海の幸を使ったトーストなど、たくさんの美味しい料理が揃っています。
テイクアウトも可能なので、テイクアウト後に海岸や展望台などで食べるのも良いでしょう。
定休日はなく無休で、8時〜21時までの営業となっています。

 

居酒屋 ひろ

居酒屋 ひろは2023年11月にオープンしたばかりの黒島内で話題になっているお店です。
お昼はお食事処、夜は居酒屋になっており、大将自らがご自身の手で5年かけて造られたお店は、内装もテーブルもどこか温かさを感じさせる木目模様になっています。
ランチメニューはランチタイム限定で、八重山そばやソーキそばなど、沖縄の郷土料理を良心的な価格で満喫できるでしょう。
居酒屋としてのメニューは、お酒のアテになるような料理がメインとなります。
営業時間は昼と夜に分けられており、昼営業は11時〜14時、夜営業は17時〜21時となっています。

黒島に行く際の注意事項

黒島へ旅行に行く際には、いくつかの注意事項があります。
黒島は南の島であるため、紫外線が強くお肌が弱いと負けてしまうこともあるので、しっかりとした予防・対策が必要です。
他にも事前に対策しておくと便利な点や、最低限守らなければならない点なども存在するため、以下で詳しくご紹介させていただきます。

 

フェリーは往復での購入がおすすめ

フェリーは往復での購入がおすすめ

黒島に向かう際は、石垣島の離島ターミナルでフェリーに乗るためのチケットを購入しなければなりません。
片道で中学生以上の大人は1680円、小学生は子ども料金の860円となっていますが、往復になると中学生以上の大人は3250円、小学生は子ども料金の1660円です。
そのため、片道分をその都度購入するよりも、往復で購入する方がお得ということになります。
よって、ターミナルで乗船券を買う際は、往復での購入がおすすめです。
なお、未就学の小さなお子様は、大人1名様に対して1名様を膝上に座らせての乗船であれば無賃となりますが、席が必要な場合は子ども料金でのお支払いとなります。

 

ゴミは持ち帰りましょう!

ゴミは持ち帰りましょう!

黒島内には外部設置のゴミ箱がありません。
黒島港や自動販売機にもゴミ箱が設置されていないため、ゴミは必ず持ち帰る必要があるのです。
黒島の美しい自然環境や景観を保つためにも、ゴミ袋を持参し、発生したゴミは持参したゴミ袋にまとめて、石垣島のゴミ箱で捨てるように心がけましょう。

黒島旅行でよくある質問

黒島だけでなく、小さな離島へ旅行に行かれる方のほとんどは、いくつかの不安や質問がある方が多いです。
例えば、「島はどのぐらいの時間で一周できるのか」「どう過ごすことがおすすめなのか
」などが挙げられるでしょう。
ここからは、黒島旅行でよくある質問をご紹介させていただきます。

Q.黒島一周は何時間くらい?

黒島は徒歩や自転車で充分に移動できるほどの小さな島で、起伏の少ない平坦な道が多いです。
徒歩だと2時間半程度で、自転車であれば1時間もあれば充分なほどです。
ただし、観光スポットやグルメスポットなどを巡りながらの場合は、時間がかかります。
島内のレンタサイクルショップで自転車を借りることで移動時間を短縮できますので、レンタサイクルを利用することをおすすめします。
黒島を訪れる際には、事前に島内のレンタサイクル店を確認してみましょう。

Q.黒島へは何で行ける?
黒島に行く方法は、石垣島から出ているフェリーのみとなっています。
石垣島発と黒島発のいずれも朝・お昼・夕方に1便ずつの1日3便です。
夕方の石垣島発の便は西表大原行経由となっているため、朝とお昼に比べると所要時間は少々長くなります。
お支払いについては石垣島のターミナルであればクレジットカードや電子決済が利用可能ですが、黒島は現金支払いのみです。
そのため、乗船券を購入する際は前述の通り石垣島で前もって往復券を購入することがおすすめです。
Q.黒島で人気の過ごし方は?
黒島は日帰りと宿泊のどちらでも、穏やかに過ごすことができる離島です。
日帰りであれば夕暮れに染まる海と空を眺めながら石垣島へ戻ることができ、宿泊であれば障害物がない美しい星空を見ることもできます。
日頃から仕事などで慌ただしく日常を過ごされている方は、海や星空を眺めながらのんびりと時間を忘れて過ごすのも良いでしょう。
黒島では、ここでしか体験できない大自然を満喫することをおすすめします。

まとめ

石垣島、黒島、伊古桟橋

今回は、黒島の魅力やおすすめスポットなどをご紹介させていただきました。
人が少ないからこそ手つかずの自然が多く、緑豊かな牧草地と鮮やかで美しい青い海を眺めることができる黒島は、まさに南の楽園といえるでしょう。
国内で旅行を検討されている際は、ぜひ黒島への観光をチェックしてみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。

条件から探す

予約から参加の流れ

  • ツアーを探す

    シーンや時間帯から参加したいツアーを探してみましょう♪

  • 予約プランの申し込み

    申し込みたいプランを決めたら、日付と時間帯を選んで申し込み開始!

  • 予約確定

    予約が完了すると、エスコート石垣から連絡がきます♪

  • ツアーに参加

    あとは当日参加するだけ!思いっきり楽しんじゃおう!!