鳩間島

八重山屈指の美しさを誇る海!
手付かずの自然に癒される『鳩間島』へ

鳩間島

まだまだ観光地化が進んでおらず、手つかずの自然が多い鳩間島は、石垣港離島ターミナルからフェリーで片道約45分の場所にあります。

訪れた人の心を魅了し続ける瑠璃色の美しい海は、ドラマ『瑠璃の島』でも紹介され今でも人気の観光地です。

こんな方に...
◆鳩間島の基本情報を知り合い方
◆鳩間島のアクセス方法を知りたい方
◆鳩間島で楽しめるツアーを探している方

今回は、鳩間島の魅力やおすすめツアーをご紹介いたします。

鳩間島ってどんなところ?

鳩間島ってどんなところ?

鳩間島は「はとまじま」と読む沖縄県八重山諸島の1つです。
西表島の北方に位置しており、外周は約4kmで面積は約1k㎡と八重山諸島の中でも最小の島となっています。
沖縄本島よりもはるか南西のほうにぽつりとある隆起サンゴ礁により生まれた円形の島で、周縁部は平坦ですが中央部にはちょっとした丘陵があるのが特徴です。
亜熱帯海洋性気候の気候帯に入っているため、1年を通して最高気温20℃以上をマークする日が多いです。
そのため、12月から2月の寒い冬の季節でも暖かく過ごせるので、一般には真冬の時期でも半袖で過ごされる方もいらっしゃいます。
人口は100人に満たないほど少なく、自然のまま手つかずの美しい風景や昔ながらの文化が多く残されており、沖縄の歴史をその身で感じることができます。
八重山を代表するとされる「鳩間節(はとまぶし)」という民謡の発祥の地で、そこで謳われている鳩間中森からは、西表島の雄大な姿を一望することが可能です。
イベントとしては、7月下旬に催される結願祭(きつがんさい)や島民の方も観光客の方も分け隔てなく参加できる大綱引きなどが行われますが、特に結願祭は鳩間島の一大イベントといえるでしょう。
今回の記事は鳩間島に訪れる予定がある方に向けて、鳩間島の基本知識やおすすめスポットなどをご紹介させていただきますので、ぜひ参考にしてください!

 

鳩間ブルーと称される絶景

鳩間島の魅力は瑠璃色に輝く美しい海で、「鳩間ブルー」と呼ばれています。
八重山諸島の海の中でも屈指の透明度と美しさを誇っており、愛称を付けられるほどに親しまれている海です。
そして八重山諸島の中で最も元気なサンゴ礁が見られる絶好のスポットでもあり、シュノーケリングのポイントとしても大人気です。
サンゴ礁と一緒に、たくさんのカラフルな魚達が美しい海の中をまるで楽しく踊るように泳ぐ姿を見ることができます。
実際に鳩間島のマリンアクティビティにおいて、シュノーケリングが最も高い人気を誇っており、シュノーケリングを目的に観光に訪れる方も多くいらっしゃるほどです。
また、鳩間島からグラスボートツアーの提供もされており、グラス越しに除く魚達の姿やサンゴ礁がとても美しく視界を楽しませてくれます。

鳩間島へのアクセス方法(行き方)

鳩間島へのアクセス方法(行き方)

鳩間島へ向かうには、石垣島から出ているフェリーに乗る方法しかありません。
鳩間島には港はあっても空港がないため、石垣島を経由する必要があります。
石垣島には八重山諸島の玄関口となるユーグレナ石垣離島ターミナルという施設があり、ここから八重山諸島の島々へ渡ることが可能です。
離島ターミナルは石垣空港からバスやタクシーで約30分の距離にあり、窓口にて乗船券を購入することで鳩間島をはじめとした各離島へ行くことができます。
便数は限られており、石垣島発の便は朝と夕方に1本ずつ、鳩間島発の便も同様に朝と夕方に1本ずつの1日2便ずつで運航されています。
鳩間島への直行であれば45分程度になりますが、西表島の上原港を経由する便もあり、こちらの便に乗船した際は1時間以上になるので事前にチェックしておきましょう。
また、フェリーは出発時刻の30分前までの乗船が推奨されています。
鳩間島へ行く際は、事前にフェリーの時刻表を確認した上で、計画をしっかりと立ててスケジュールを調整することをおすすめします。

鳩間島のおすすめ過ごし方

きれいな光景が見られる鳩間島でどのように過ごせば良いか迷っている方もいらっしゃるでしょう。
鳩間島では旅行の目的や自身の考えに合った過ごし方をすることで、理想の旅行を実現できるはずです。
ここからは、鳩間島でのおすすめの過ごし方についてご紹介させていただきますので、旅行計画を立てる際の参考にしてください!

 ツアーに参加

ツアーに参加

自分でスケジュールなどを考えて旅行に行くことも良いですが、ツアーに参加することを組み込んで旅行計画を立てることもおすすめです。
ツアーに参加すると、ガイド付きで様々な名所を巡ることができるので、おすすめのポイントや注意事項をしっかりと解説してもらえます。
また、ツアー会社やツアー内容によっては、送迎からシュノーケリングの器材一式やバスタオルなどの貸出を行っているプランもあるため、非常に便利です。
石垣島から日帰りで参加をするなど様々なツアーが存在しているので、各ツアーのプラン内容を比較検討してみてください。

 

 個人で徒歩orレンタサイクル観光

個人で徒歩orレンタサイクル観光

鳩間島は小さな島であるため、徒歩や自転車で十分に移動することが可能です。
徒歩での移動であれば細部に至るまで見ることができますので、ゆっくり観光したいという方はのんびりと歩きながら楽しむことができます。
また、移動時間を短縮できるレンタサイクルでの観光も観光客から人気が高いです。
おすすめできるレンタサイクルのお店が「レンタサイクルあやぐ」です。
港から徒歩4分ほどの島の南北を結ぶメイン道路沿いにあるお店で、八重山観光フェリーの代理店でもあり、素泊まりの宿としても営業されています。
自転車のレンタル料金は1日500円であり、とてもリーズナブルで細かく時間区切りをしていないため、お財布にとてもやさしい価格設定です。
なお、集落のある一部の場所以外の道は舗装されていないため、凸凹している道が大変多くなっています。
そのような道に慣れていないと非常に疲れやすくなるため、仮に観光でレンタサイクルを選ぶ場合はハンドルを取られないように注意しましょう。

鳩間島のおすすめスポット

鳩間島には魅力溢れるおすすめのスポットがいくつもあります。
美しい鳩間ブルーをお楽しみいただけるビーチをはじめ、伝統的な方形屋根の平屋が建ち並ぶ集落などのように鳩間島の手つかずの自然を満喫できる場所もあります。
人の手によってつくられたものであれば、鳩間島の中央にある丘の上ある灯台や物見台などもあるため、飽きずに観光を楽しめるでしょう。
今回はいくつかのおすすめスポットの中から、特におすすめのスポットを3つご紹介させていただきます。

 外若(ふかばか)浜

鳩間島におすすめ度の高いビーチはいくつもありますが、島の北東側にある外若浜は小さなおすすめのビーチです。
砂浜の周りは岩礁に囲まれており、どこかワイルドな雰囲気を感じさせてくれます。
浜辺に腰を下ろすと、潮風を浴びながら目の前に広がる美しい鳩間ブルーの海を堪能できます。
また、遠浅で魚や貝を観察できるため、シュノーケリングには最適の場所です。
静かでこじんまりとしているため、プライベート感満載の素敵なビーチになっています。

 

浮き玉

浮き玉が見られるのは、島内にある「民宿いだふに」前にある石垣です。
集落の真ん中に位置しており、石垣の上にずらりと並ぶ浮き玉は人気観光スポットの1つで民宿に行く際の目印でもあります。
丸くころんとしたフォルムがいくつも並んでいて、中には猫耳を髣髴とさせる三角形がついたものもあります。
また、全ての浮き玉に愛らしい顔が描かれている点もポイントです。
色とりどりで愛くるしい浮き玉が民宿に訪れる旅人を出迎えてくれるため、鳩間島の思い出を彩ってくれます。
写真撮影をしてSNSに投稿される方も多くいらっしゃいますので、訪れる際はぜひ写真を撮って思い出に残してみてください。

 

千手ガジュマル

千手ガジュマル

鳩間島の一周道路を歩いていると、ガジュマルの大木を見ることができます。
ガジュマルとは、観葉植物としても知られていて、最も人気が高いと言われています。
「幸せを呼ぶ木」「多幸の木」と呼称されており、沖縄の逸話では家庭に繁栄をもたらす「森の精霊が宿る木」とも言われている神聖な存在です。
そんなガジュマルの大木を見ることができる鳩間島には、「千手ガジュマル」という最も大きなガジュマルの木があります。
大地に力強く根を張り、気根が枝から滝のように垂れ下がったその姿に圧倒されると同時に心も惹かれることでしょう。
千手ガジュマルは鳩間島のシンボルとして、島民の方達からも愛されている存在です。
ちなみに、道を挟んだ反対側には「五兄弟ガジュマル」もあるため、チェックしてみてください。

鳩間島の人気グルメスポット

鳩間島のグルメスポットは少ないですが、隠れた名店がいくつも存在しています。
人口が少なくスーパーのない離島であるため、飲食店はとても貴重です。
ここからは、鳩間島で人気のグルメスポットを3店舗ご紹介させていただきます。
鳩間島産の食材を食べられるお店ばかりなので、ぜひ訪れてみてください。

 

 食べ呑み処 ふぁいだまやー

食べ呑み処 ふぁいだまやーは2018年に開店した比較的新しいお店で、毎回ここに行くことを楽しみにされている常連客の方の声が上がっています。
「ふぁいだま」という単語は八重山地方の方言であり、「食いしん坊」や「大食い」を意味している言葉です。
一番人気のメニューは「最強野菜のルー島豚カレー」で、お肉がたっぷり入ったスパイスがよく効いているカレーで、一度食べれば病みつきになります。
他にも石垣美崎牛丼や八重山そばなど、八重山地方ならではの郷土料理をはじめ、デザート・かき氷などもあります。
時間をかけて煮込んだ自家製スープのラーメンなどの限定メニューもあり、どの料理も絶品です。
昼と夜をメインに営業されていますが、併設の素泊まり宿「寄合」で朝・昼・晩の3食を提供しています。
ただし、朝食は予約制となっているため、宿泊を検討される際は事前に確認してください。
営業時間は朝・昼・晩それぞれで時間が分けられており、朝は7時から8時、昼は12時から14時30分、夜は18時から21時までとなっています。
火曜日が定休日となっていますが、島の行事があるときや定期船の欠航が多い冬季は休業されていることがあります。

 

レストラン 海風

レストラン 海風は、鳩間島マリンサービスというシュノーケリングやグラスボートのツアーや宿泊などを提供している施設と併設されています。
さんぴん茶やオリオンビール、泡盛など沖縄ならではのドリンクメニューや郷土料理をお楽しみいただけるグルメスポットです。
こちらには「お任せ日替わりランチ」というメニューがあり、日によって全く違うお料理が食べられます。
鳩間島の海で獲れた魚介類を使ったシーフードカレーや鳩間産アーサをどっさり盛りつけた八重山そばなど、様々な郷土料理を味わうことができます。
夕食は事前予約が必須ですが、郷土料理の他にもBBQなども楽しめるため、鳩間島へ宿泊の際はマリンサービスを選択肢の1つに入れてみてください。
定休日は不定休で食材がなくなり次第終了となりますので、こちらでの食事は可能な限り予約されることをおすすめします。

 

caféぽっぽ村&食堂たに

caféぽっぽ村&食堂たには、名前の通りカフェと食堂を楽しめるお店です。
外観は小さな木造の家で、開放感あるウッドデッキにテーブル席が5つ並んでいます。
食事やお酒を楽しみながら、吹き抜けるように広がる青い空と鳩間ブルーの海を一望できる素敵なお店です。
日本国内にいるとは思えない絶景を眺めながらの食事は、とても贅沢な気分を味わえること間違いなしです。
人気メニューとして、自家製の鳩間島産の野菜をふんだんに使ったカレーや八重山諸島群では定番の八重山そばなどがあります。
地元の方からも愛されているお店で、デザートメニューにあるかき氷が美味しいと評判です。
また、こちらは「民宿あだなし」という小さな宿が併設されており、ゆっくりと自分の時間を過ごされたい方にはぴったりの施設なので、ぜひチェックしてみてください。
営業時間は昼・夜それぞれに分けられており、昼は12時から14時、夜は19時から21時まで、定休日は不定休となっています。

鳩間島に行く際の注意事項

鳩間島へ行く際の注意事項は、いくつもあります。
南の亜熱帯気候の島であるため紫外線が強く、肌の弱い方は予防対策が必要になることに加えて、島ではマナーを守ることも大切です。
例えば、島内には住民の方もいらっしゃいますので、上半身裸や水着のみの姿での歩行や休憩はマナー違反となります。
また、鳩間島には御嶽(うたき)という神聖な場所があり、例外無しに立ち入り禁止となっているため、絶対に無断で立ち入らないようにしましょう。
ここからは、上記以外の注意事項についてもご紹介させていただきますので、旅行前に確認しておきましょう。

 

 フェリーは往復での購入がおすすめ

 フェリーは往復での購入がおすすめ

鳩間島へは石垣島の離島ターミナルから出ているフェリーでしか向かえないため、窓口にて乗船券を購入する必要があります。
片道であれば中学生以上の大人は2990円、小学生は子ども料金で1500円となっています。
しかし往復であれば片道を2度買うよりも安く、大人は5770円で子どもは2900円です。
そのため、乗船券購入の際は往復券を選ぶことがおすすめです。
また、大人一人に対して未就学のお子様一人が膝上での乗船であれば無賃となりますが、席を用意する必要がある場合は子ども料金でのお支払いとなります。

 

 島にATMがなく、基本現金しか使えない

島にATMがなく、基本現金しか使えない

鳩間島にはコンビニが無く、ATMがありません。
そして、クレジット決済や電子決済を可能とするお店もほとんど無いため、基本的には現金支払いのみとなっています。
島唯一の金融機関は簡易郵便局のみであり、こちらにもATMはなく、お金を引き出す際は窓口での手続きのみです。
鳩間島へ旅行に行く際は、現金を十分に用意した上で落とさないよう対策をしておきましょう。

鳩間島旅行でよくある質問

沖縄県内の小さな離島へ行くにあたって、様々な疑問や不安があるでしょう。
そこで、よくある質問の中から2つに絞って疑問や不安を回答いたします。
安心して鳩間島へ旅行するためにも、事前に確認しておきましょう。

Q.鳩間島一周はどのくらい?
鳩間島の外周は4kmで、徒歩でも2時間程度で一周できるほどの小さな島です。
島の隅々までくまなく見て回っても、半日足らずで観光することができます。
島内は大まかに分けると、北部はほぼ農地となっており、南部には港や集落があるため、ビーチ以外のおすすめスポットの大半は南部に集中しています。
自転車で走行することも可能ですが、鳩間島は人口が少ないことから舗装されていない道ばかりで野草が生い茂った、いわゆるオフロードが多い島です。
レンタサイクルショップで自転車を借りて走行する際は、運転にご注意ください。
Q.鳩間島は日帰りで行ける?
鳩間島は八重山地方最小の島なので、一周するのは苦ではありません。
朝の便で入島して一通り見て回ることができたら、夕方の便で石垣島に戻ることも可能です。
そのため、日帰りでも十分に楽しめるといえるでしょう。
しかし、秋から冬にかけては波や風の影響からフェリーが欠航になることも多いため、日帰りを計画する場合には運行状況を必ず確認しましょう。

まとめ

今回は、鳩間島について様々な情報をご紹介させていただきました。
人工のものが少ないことから開発の手が及んでいない自然あふれる鳩間島のビーチは、美しい瑠璃色の鳩間ブルーが輝く楽園です。
日々の慌ただしい日常から抜け出して鳩間島に行けば、静寂かつ穏やかな時間を過ごせるでしょう。
非日常への憧れを抱いている方は、ぜひ鳩間島や沖縄の離島への旅行をご検討してみてください。
今回ご紹介させていただいた内容を、旅行計画の参考にしていただけましたら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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